めんおうブログ

主夫ライターの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

30代で会社を辞めて、今考えることのすべて

スポンサーリンク

わたしは2019年8月31日に会社を辞め、フリーランスのライターになった。

2018年の12月から、某企業にコラムのお仕事をいただいたのがきっかけで、6月には会社員の給料ほどの収入を得られるようになっていたからだ。

前職は飲食業で、仕事自体は楽しかったが、ライフスタイルや得られるスキルという面では不満を抱えていた。

転職前に、想像できたことだろうに。わたし自身、視野が狭かったなと思う。

ただ、専業ライターになって3ヶ月経った今、今後のことを考えると楽しいこと、不安になることたくさんある。

自分の頭の整理のため、久しぶりに日記のような記事を書きたい。

だれかが読んでくれて、参考になったと言ってくれたらうれしいなとも思いながら。

会社を辞めてよかったかどうか

  • 世帯収入が2倍になった
  • 労働時間が減った
  • 日課を全部自分で決められる
  • 休みが自由に決められる
  • 家族の時間が増えた
  • ネット関連の仕事ができている

ということで、総合的に見れば、間違いなく会社を辞めてよかったと言える。

家計収入は、わたし自身は会社員のころの給料程度を稼ぎ、妻が保育士(パート→正社員)になったことで、純粋に妻の分が上乗せになった。

家事などを言えば、いわゆる主婦業を、わたしが主夫としてこなしている。

ただ、会社を辞めてよかったかを考える時、家族の意見も聞かなければならない。

わたしの場合は、妻も「今の暮らしの方がいい」「飲食はホントに労働時間がヤバかったからね…」と言ってくれているし、子どもたちも飲食にいた頃よりもなついてくれているのを肌で感じるレベルでわかる。

一番うれしく、幸せを感じるのは、子どもたちにお休みを言う瞬間だ。

うちでは、「お休みぎゅーポン」という儀式がある。

これは、子どもたちが寝る前にだっこをして抱きしめるというもの。わたしがした後、妻がして、妻が寝かしつける。これが毎晩の恒例行事。

読んでいる皆さんからしたら気持ち悪いかもしれないけれど、親としては幸せを感じる瞬間なので、許していただきたいw

「必要とされている」「愛されている」と感じる瞬間で、これは何にも代えがたいと思う。

飲食の頃は、絶対にできなかった。

家に帰るのは毎日深夜2時ごろで、寝顔を見てはニヤニヤしていたけれど、きっと「親の気持ち」というのは子どもたちには伝わっていなかったんじゃないかなと思う。

布団に入るのが深夜3時にはなるので、起きるのは9時か10時くらい。

となると、妻も子供たちも家にいない。

人知れず出勤し、深夜帰ってくる毎日だった。

もちろん土日や長期休暇もないから、「家族の時間がないね…」といつも言っていた。確かに飲食をしていた1年半、旅行した記憶はない。

飲食を悪く言っているわけではない。

お客さんのお腹を満たし、安い料金で笑顔と幸せな時間を作るすばらしい仕事だと思う。ただ、わたし自身に合わなかったというだけだ。

飲食を好きで続けている人、極めている人、本当にすごいと思うし、ありがたいと思っている。

 

このように収入、労働時間、ライフスタイルなど、会社を辞めてよかったことはたくさんある。しかし、もちろんよかった面だけはない。

会社を辞めてよくなかったこと

会社を辞めてよくなかったこともいろいろとある。

  • やっぱり収入が不安定になる
  • スキルアップは会社員の方がしやすい
  • 人との接触が極端に減る
  • 仕事が変わること自体に時間がかかる

やっぱり収入が不安定になる

不安定な理由は、会社員としての身分が保証されない(当たり前ですが)こと、案件終了次第で仕事がなくなること。

1年前の副業時代から続いている案件は2件しかない。

この2件からの月間収入は約10万円だ。

3ヶ月前に専業になってからいただき、今も続いている案件は、3件で10~20万円、今後続くかどうかわからない案件が別に3件という感じだ。

収入の幅は20万円~40万円という具合。

今は20万円は固いという感じでいただけているが、これだって保証はない。

いいものを出し続けるというのが唯一、今の仕事に対してできることであって、あとは、クライアントさんの仕事自体がなくならないのを祈るしかできない。

スキルアップは会社員の方がしやすい

わたし以外にも、フリーランスの収入の不安定さを嘆く人は多いが、わたしにとっては今後のスキルアップこそ、一番不安だ。

わたしには何か、専門的な知識や経験あるかと言えば、正直「微妙」だ。

不動産業界に勤めていたなら、不動産記事が、IT業界に勤めていたなら、IT関連の記事が、保険業者だったなら、保険関連の記事が書けるだろうが、それがない。

圧倒的な「リサーチ量」と「記事の書き方」で補っているし、それしか方法がない。

また、ライターという仕事が今後どうなるかもわからない。

  • これからは動画の時代だ
  • 団塊の世代が引退する→専門領域でライティングし始める?
  • 専門性の高い記事でないとダメ

こんなことが日々言われるので、耳にするたび、少し暗い気持ちになる。

Twitterなどでは、前向きな発信が多いが、不安に思うことだってある。

スキルアップのしやすさという観点で言えば、間違いなく会社員の方が有利だろう。

もちろん例外はある。

  • ある程度知識と経験があり、自分で勉強した方が早い人
  • 個人で仕事が取れるくらいの技術がすでにある人
  • 会社での雑務が多すぎる人

など。

しかし、これから身につけたいスキルがはっきりしており、今いる会社でスキルアップが望めるなら間違いなく会社員の方が効率がいい。

  • 人に教えてもらえる
  • 設備が揃っている
  • 給料もらいながら勉強できる

そして何より、すぐに仕事にあぶれることは考えづらいので「精神的に安定しやすい」。

できることなら、「会社員」という恵まれた環境を最大限生かすのがいいと思う。

人との接触が極端に減る

ライター(主夫)になってから、毎日会う人と言えば、幼稚園、保育園の先生、ママ友、スーパーのレジ打ちの人だ。本当に。

あとは人とのつながりと言えば、クライアントさんやブログやTwitterのフォロワーさんくらい。

先日Twitterをしていたら妻から「またニヤついてるw人と会った方がいいよ」と言われてしまったw

これは確かにそうで、生の人との触れ合いは大きい。

人と話すとアイディアが湧くし、それ自体がストレス解消になる。

会社員時代は、通勤めんどい、上司ムカつく、あいつ(部下)何考えてるかわからんなど、不満もあったが、同じくらいのメリットがあったということだ。

だから今は、意識的に人に会うようにしている。

仕事が変わること自体に時間がかかる

これは気づかない人も多いが、フリーランスになってよくわかった。

ライターの仕事は、文字単価や記事単価なので、時給労働と言えば時給労働になる。

すると、例えば転職先を調べたり、といった時間は給料が発生しないことになる。

未経験業種などでは、キャリアのスタートはスキルのない状況になるので、年相応と言うか、ある程度大き目の仕事を任せてもらうまでには時間がかかる。

飲食の例でいえば、店長業務をするまでに1年ほどかかった。

スキルが大きく育つには、仕事の大きさによるのではないかと思う。

手順を覚える、操作方法を覚える。これは、正直スキルとは言わない。

何か、利用者にとって価値のあるものを生み出すことが仕事であり、その仕事に必要な知識や経験こそ、スキルだからだ。

スキルを身に着けるには、年単位で時間がかかる。

これからを考えた結果

未来のことなどわからない。

少子高齢化はよくなる気配がなく、社会保障だって大きく変わるだろう。

テクノロジーだってすごいスピードで進化し、2045年には、AIが人間の知能を超える「シンギュラリティ」を迎えると言われている。

だから、わからない未来を想像したって想像しきれない。

しかし、これからのことは考えておく必要はある。

頭の中がごちゃごちゃしているので、一度すべて洗いざらい出したい。

ライターを続けるのか

続けたい。

書くことが好きだし、好きなことで人の役に立てたらうれしいし、稼げさえすれば、ホントに自由な働き方だと思うから。

ただ、ライターとしての希少価値を高め続けていかなければ、先は短いと思っている。だから、スキルアップをしないといけない。「では、なにを?」というのが、今一番考え、もがいているところでもある。

もちろん、ライティングスキル自体のスキルアップはする。

それ以外のなにかを。

YouTube?音声配信?

最近はYouTubeを始める人が多く、ここ2年ほどTwitterをしているけど、ここ半年くらいですごく盛り上っていると思う。

めんおうさんも始めれば?と言われることはあるが、すでにおもしろい配信をしている人はたくさんいる。

実は、妻に相談もした。

すると「30にもなって変顔とか晒すの?別にいいけど、私ならやらないなw」と言われ、その通りだと思ったので、やらないことにした。

音声配信。

こればVoicy、Radiotalkなどのプラットフォームがあるし、先日運営サイドからお話をいただいたので、前向きではある。

ただ、これもYouTubeと同じでおもしろい配信をしている方がたくさんいる。

リスナーが音声配信を聞く場面としては、通勤中、料理中、休憩中などの「スキマ時間」だろう。すると、合計しても1時間というところだろうか。

もちろんスキマ時間にすることは、音声配信を聞くだけではないので、他の配信者のチャンネルのクオリティを上回る配信をし続けなければならない。

その自信があるかと言えば、正直苦しいかなぁ、という状況だ。

プログラミング?

近い将来、数十万人単位で技術を持った人口が不足すると言われているプログラミング。もおもしろそうだし、興味はある。

ただ、仕事になるレベルまでスキルを伸ばせなくては意味がない。(片言の英語しか話せない人に、通訳の仕事が来ないのと同じ)

  • 優秀なプログラマーはたくさんいる
  • 自動でプログラミングするソフトも公開されている
  • しょぼいプログラマーという程度では、すぐにソフト(AIに取って代わられる)

ライティングスキルを伸ばしながら、仕事になるレベルのプログラミングを学び、その方面でも技術を伸ばし続けられるかと言えば、どうなのだろうか。

プログラミングと言ってもその言語は200種類以上あると言われている。

今、自分で調べ、人に聞いて情報収集しているところだ。

ライティングスキルに掛け合わせるスキルのひとつとしては、十分ありだとは思う。

SNS

すでにTwitterのヘビーユーザーだが、ライターの仕事とはきわめて親和性が高いし、Twitter自体とてもおもしろいので、続ける。

ただ、インスタ、TiktokFacebookなど、他のSNS。これも、ライターの仕事との親和性はいい。できればこちらも始めたいが、やる気にならない。

わたし自身、考え、調べ、まとめたことを文章にして発信するという行為が好きなので、ブログもTwitterも楽しく続けられているのだと思う。

「インスタフォロワー〇万人!こんなに稼ぎました!」というのをよく見るけれど、いろんな意味ですごいと思うw

わたしにはできない芸当だ。

資格?

資格は、「知識を蓄える」という意味では最も効率的だと思う。

目標が明確で、期日も自動的に定められているので、それを目安にコツコツ積み上げればいいだけだからだ。

しかも、それで得られる知識や技術は勉強を始める時点ではっきりしている。(貯金に近いイメージ)

ただこれも、仕事につながるかどうかと言えば、微妙だ。

突き抜けていなければならないからだ。

わたしは今、FP3級、TOEIC825点を持っているが、この程度ではそのジャンルでの仕事にはならないだろう。

FPならAFP、TOEICなら990点以上を獲る。

でもこれも、挑戦権を手に入れたに過ぎない。この資格を持っている人はいくらでもいるのが現実だろう。(ライティングには生きる可能性が高い)

だから今は、興味があり、すでに素養がある程度あるFP関連、英語関連ではどのような仕事があるか、資格を取ったらそれを武器に何ができるかを、考えたり調べたりしながら、勉強している。

会社員に戻るという選択肢は、全然あり

「独立したのに会社員に戻った人」を笑う人がいるのは知っている。

でも、わたしは会社員に戻るのは全然ありだと思う。

だって、自分の生き方だし、くいっぱぐれたくないのでw

  • スキルアップするには会社員の方が恵まれている
  • わたし自身のスキルが不足している

というのは、すでに白状した通りだ。

ここは妻と相談するしかない。

「一家の大黒柱」として、恥ずかしい限りだが、わたしがライターとして働けているのは、妻のおかげだ。

妻が保育士という安定した仕事をしてくれているからだ。

さすがに、わたしのライターの仕事だけでというのは長い目で見て、家族4人でやっていくには厳しい。

ここは、プライドというのもあるが、ブログなので、正直に書きたい。

貯金がある程度あるので、急にどうこう、という話ではない。

しかしわたしも、2020年には34歳になる。

そろそろ、何を、どうして生きていくのか。家族でどう協力していくのか。決め切っていく年だよなと思う。

自分のスキル、家族としての形、今後長い目で見たときの働き方、資産の状況、そして、自分が何を求めているのか。

よーく考えて、決めたい、行動したい。

 

2020年が勝負の年になるし、この1年、また大きく動く。

動かすのは、自分だ。