めんおうブログ

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【30代転職体験談(11)!】転職についての妻、両親への相談と上司への報告

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この記事では、わたしが転職する、ということを妻、両親に相談し、上司に報告した体験について紹介したいと思います。

 

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全般

 わたしは、転職については、まず自分の中で転職する意志をほぼ固めた上で妻と相談しました。わたしと妻の間で、転職することを決めたのは、わたしが妻に相談してから1か月くらいたってからだと思います。

 

妻は、転職自体にはすぐに了承してくれたものの、飲食業界への転職には、すぐには賛成できない、ということでした。最終的には、わたしもかなり考えての相談であり、しっかりと話も聞いてもらいましたし、了承してくれました。

 

その後、すぐに実の父母へ相談、上司に報告、義理の父母へ相談、という流れで動きました。

 

以下、細かくその時の状況などを紹介していきます。

妻への相談

以前投降した記事が参考になると思います。

参考記事↓

www.zinseitanosiku.com

実父母への相談

わたしの実家は、祖父の代からの自営業を営んでいます。中小の建設会社です。わたしの弟が在籍しておりますが、継ぐつもりもないし、両親も今の代でたたむつもりでいるようでした。

 

ただ、今の代でたたむ、というのは、当初からそのつもりだったのか、わたしが公務員になったことでそのように決めたのかはわかりません。

 

わたしの父は、あまり深い話を時間をかけてじっくりとするタイプではないので、すべて母から「お父さんがこう言ってたよ」というスタンスで聞いたものでした。親子の仲がわるいわけではありませんが、昔からこんな感じで物事が決まっていく家族でした。

 

まあ、父親が絶対なわけですね。

 

実の父母は、わたしが国家公務員になること自体に賛成も反対もなかったと思います。「思います」というのは、喜ばれもしなかったし、面と向かって反対もされなかったし、あなたの人生だから自分が決めたようにするものだ、と言われたからです。

 

賛成でも反対でもなかったようですが、わたしに子供ができ、公務員の仕事を覚え、幹部として一人前になって仕事をしていることから、わたしの仕事やお金の面で心配がないことを喜んでくれていたように見えました。

 

親として、子供を立派に育て上げた、という安心というものだったんだと思います。

 

そういう状況で転職を言い出すときには、どのように打ち明けようか、打ち明けた後なんて言われるか、やっぱり少しは不安に思いました。

 

絶対安定の国家公務員から、ベンチャーの飲食店ですからね。それに、もしかしたら家業を今の代でたたむ、というのがわたしが公務員職についた、というのがきっかけだったかもしれなかったわけですからね。

 

実の父母への相談は、妻と意志を決定した後、上司への報告の前にしました。上司に報告するときに、両親には了承を得ている、というのが効果的だし、順序としてはそうあるべきだと思ったからです。公務員ってけっこう引き留めにあうんですよ、状況によっては。

 

連休を利用して実家に帰った時に、妻も同席して相談しました。

 

実は、仕事を変えようと思ってるんだ、妻とは相談していて、意志は固いです。。。

 

「転職」という言葉がどうしてもできませんでした。これだけ自分は間違った選択をしていない、と思っていても、どこか後ろめたさというものが付きまとっていたんでしょうね。

 

とても言い出しづらかったですよ。しかも、飲食業って印象よくないですからね、一般的に。予想通り、最初の両親の反応はいいものではありませんでした。

 

わたしと妻が本気なのか、心から納得しているのか、なぜ今の職を捨てるのか、というようなことを聞かれました。根ほり葉ほりではなく、ゆっくりと考えながら、言葉をかみしめるように、しにくい質問をするように、という感じでした。両親はわたしの妻に申し訳ない、というように思っているようにも見えました。わたしのやりたいことのために受ける影響が大きかったからです。

 

両親から問われたことで一番大切なことは、家族を養うだけの経済面での基盤はあるのか、ということと、妻が納得しているのか、ということでした。そりゃ、そうです。仕事のやりがいなんか、実生活がかかってますから、二の次なわけですよ。(完全にわたしも同意)

 

両方とも問題ないことを告げると、両親は納得してくれました。

 

もういい大人だから、夫婦で決めたことに反対はしない、と。

上司への報告

省庁というのは、退職するのに時間がかかります。早くて3カ月、遅いとわたしのように1年くらいかかります。手続きに時間がかかるということと、わたしの場合は特別な事情が2つありました。

 

1つ目は、組織改編の真っただ中であったことです。わたしの部署も大きく変わろうとしていました。組織が変わる、ということは、前の組織を知っている人が重要な役職についた方がいいわけです。わたしは、50人いる部署の中でもかなり古い方で、部署の業務の全般がわかっていました。

 

2つ目は、わたしが上級幹部への昇進を期待されていたことです。わたしの組織は昇進は試験制度で、上級幹部になるための試験への合格をとても期待されていました。試験合格者を出すことが、その部署としての名誉にもなっていたんです。1つ目の理由と相まって、引き留めに合う可能性があったので、ぎりぎりではなく、かなり早い段階で報告しました。

 

「引き留めに合う」ということを予想して12月末の退職を希望しているにもかかわらず、3月には上司に報告していました。ただ、それは引き留めの可能性以外にもいろいろな意味がありました。

 

わたしの転勤(異動)の可能性を除去することと、人事調整面で迷惑をかけない、ということです。

 

わたしがいた省庁は、8月と3月に定期異動のタイミングがあります。わたしの退職希望時期までに、8月の定期異動を挟みます。人事調整は6月から始まります。ここにわたしの名前が挙がらないようにするのと、人事調整に迷惑をかけないようにするために5月には上司に報告できるように動きました。

 

現職の組織に迷惑をかけながら、半ば恨まれつつ転職することも不可能ではないでしょうが、恩をあだで返すのもしたくなかったし、人生一度きりの転職をいい形で終えたかった、ということがありました。

 

結局、8月の夏季休暇後に最終的なわたしの意思を聞く、ということで8月の定期異動には名前は挙がりませんでしたし、人事調整面でも迷惑はかけずに済み、妻と両親の同意を受けていることと、わたしの意志が固いことで、納得してくれました。

 

直上の上司が納得してからも、他の上司の了承を得る必要がありましたが、時間もかからなかったし、引き留めも受けませんでした。

 

どのくらいの時期、タイミングで上司に報告するのがいいかは、組織の態勢や、そのときの状況によるとは思いますが、わたしの場合は、ベストな流れで動くことができたんじゃないか、と思います。

義理の父母への相談

義理の父母への相談もなかなか緊張するものでした。結婚の時には転職する可能性なんてみじんにも思ってなかったし、わたしが省庁の幹部職員であること前提で結婚しているわけですから。それに、仕事が絶対安定であることについても、安心していたみたいでした。

 

義理の父母への相談は、東京に来ていただく都合があったときにしました。事前に妻から電話で話してもらっていたので、びっくりされることはありませんでした。

 

わたしの妻、実父母、上司に了承を得ていることと、わたしの仕事への考え方を真剣に話したところ、しっかり時間をかけて耳を傾けていただけました。うなづきながら、しっかりと聞いてくれている、という感じが本当にありがたかったのを覚えています。

 

義理の父は、反対するどころか、応援してくれました。仕事についてしっかり考えてくれていて、感心した、と言ってくれました。義理の母も、夫婦二人で決めたことなら応援する、ということで義理の父母への相談も無事終えました。

 

まとめ

この記事では、ここまで、「人への相談と報告」ということについてわたしの体験をまとめてきました。

 

大切なことは、①どういう順序でだれに伝えるか、②転職に関して本気であること、の2点だと思います。順序が違うと、了承してくれるものもしてくれなくなります。また、転職に関して本気であれば、具体的なところまで自然と詰まってくるものですし、本気かどうかは両親や上司にはすぐわかるものです。特に、家族を持った30代以降の転職ともなると、考えなしには親としても、奥様としても賛成できないものだと思います。

 

ただ、ここに書いた①と②さえ、しっかりできれば、大反対には合わないものだと思います。

 

みなさんの転職に関する相談や報告がうまくいくことを祈ります!

 

ではまた!