社員総会に参加した。ベンチャーの勢いと、感謝することの大切さを学んだ。(転職後23日目)
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先日の社員総会での出来事と、そこから感じたこと等について記録したいと思います。
本日の業務内容
【1月23日】
0745起床
0830~1000出勤
1000~1500ホール
1500~1515休憩
1515~1830ホール
1830~1845休憩
1845~1900ホール
1915~2030帰宅
0200就寝予定
感じたこと
みなさんの会社には社員総会はあるだろうか?
わたしの勤める会社は、創立して間もないベンチャーの飲食企業であるが、先日社員総会があった。従業員数は、社員200名、バイト600名で、首都圏を中心に全国に展開する規模であるが、その総会は社員は全員参加、バイトは希望者、というものであった。
わたしは公務員だったので、社員総会というものはそれまで経験がなかったが、イメージとしては、
長い
退屈
だれも話を聞いていないで終わることだけを願っている・・・
というようなものであった。このような会議は、省でも各階層でたくさんあった。
社員総会があると聞くと同時に、そのようなイメージが頭をよぎったが、新しく勤める会社であるし、若いベンチャーがどのような雰囲気なのかを見たい、という気持ちもあった。いずれにせよ、楽しみであったわけである。
さて、その社員総会は、とある市民ホールで行われた。
総会は、予想通り、とにかく長いもので1200開始、2100終了という休憩も含んで9時間にわたるものであった。総会の流れは、社長講和、各支部の成果報告、優秀社員の発表等。ただ、その内容は、ベンチャーの勢いそのままの、退屈、だれも話を聞いていないで終わることだけを願っている・・・というものとは全く正反対であり、予想をいい意味で完全に裏切られることになった。
社長講和、成果報告、優秀社員の発表、どれをとっても、若い従業員(全体の平均が20代後半から30代であろう)がやる気を出すための工夫がこらされており、長い総会であったが、楽しく集中して参加することができた。
休憩をはさみ、場所を変えて1900~2100までの総会の風景がこちらである。↓
クラブというやつである。わたしはクラブや酒がそこまで好きではないし、総会の会場をクラブにする必要もないとは思うが、新しいことや従業員のやる気を出させる工夫が凝らされていること自体に、経営陣(この人たちも若い!)の気持ちが伝わってきてうれしかった。ここで、優秀店長、最優秀社員、最優秀バイトの表彰があり、賞金の授与もあった。クラブで行われた優秀者の発表のみでなく、全般を通してとても勢いを感じたし、これからどんどん成長していこうとしている企業のスピード感を感じることができた。
さて、このような感じの社員総会であったが、社長講和の内容がとても印象的であったのでまとめたい。
社長講和の趣旨は、感謝の気持ちを持つことの大切さである。転職して以来、お客様に感謝する、というように感謝に関するフレーズをたくさん聞かされてきたし、自分でも転職を支えてくれる家族の存在に気づいて、感謝する気持ちが今まで足りなかったことに気づいた、ということがあったので感謝の気持ちの大切さについては理解しているつもりであった。しかし、社長講和では、別の観点から新たな発見があった。
みなさんは、「ありがとう」と聞いたら、その反対の意味を持つ言葉は何だと思われるだろうか?
わたしは、ありがとうの反対の言葉など、とっさには浮かばなかった。普段、ありがとうという言葉について深く考え、理解して使っていないからだろうか?
社長の言うには、「当たり前のことと思う」ということだそうだ。聞いてみれば、それもそうか、と思ったが、話は続く。感謝は活力に変わり、当たり前のことと思うことは不満に変わる、という話があった。まさに真実であると思う。頭で何となく、ぼんやりと分かっていたことではあったが、理解には程遠かった。こうして言葉にするとしっかり頭で理解でき、感謝ということについて考える機会が増えたわたしにとっては、この再発見に体がしびれるくらい感動した。
普段、不満に思うことを思い返した。妻の料理が口に合わないことがあったこと、子供が言うことを聞かないことがあること、前職でわたしの指導に対する部下の反応が遅いこと・・・小さな不満から大きな不満までたくさんあり、挙げればきりがないほどである。この不満の出発点は何か?それは、それを当たり前のことと思うことであった。
妻がいてくれること、料理を作ってくれること、食材を買い住む家をもつための仕事があること
子供がいてくれて、元気に育ってくれていること
部下がいてくれ、仕事をしてくれること・・・
これらは、何も当たり前のことではない。今の生活環境において、あまりにも日常生活の一部になっていて、ありがたさを忘れているだけである。それでも飲食業についてからは、お客様に「ありがとうございました」と毎日何回言っているのかわからないくらい発していて、感謝すること自体について考えることが多くなっていて、家族に対してもありがとうを伝えることが増えていると思う。
失ってみて初めてそのありがたさに気づく、と言われることが多いと思うが、失ってからではなく、共にある時から感謝を伝えていきたいし、ありがたみをかみしめていきたいと思う。ここから活力が生まれるのだから。