「あなたのブログは大しておもしろくない」と言われた
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先日、仕事の休憩中にスマホではてなブログを見てみると、わたしのブログが言及されていた。
ブログや記事が言及されるとうれしいもので、必ず読みに行くようにしている。
これまでも何度か言及いただいたが、大抵「参考になった」とか「おもしろかった」というありがたい内容で、純粋にうれしかった。
ところが、先日いただいた言及は様子が違ったのである。
言及していただいた記事はこちら↓
この記事は、わたしが昨日投稿したブログを始めたきっかけと、続ける理由 - めんおうブログを、上のブログ主のむーさんが読んだところ、「大しておもしろくなかった、めんおうさんの記事を読むくらいならWaidan (id:wp-dandy)さん(ワイ談さん)のブログを読んだ方がいい」という趣旨だった。
言及内容は、わたしの記事に対して否定的なだったけれど、それでも不思議とイラっとも、残念な気持ちにもならなかった。やっぱりうれしかったのだ。
たまに、ブクマコメントで、「これ、互助会だ!」みたいなものをいただくけれど、むしろそちらの方が、残念な気持ちになる。
反射的で、食らわせてやろうというにしか思っておらず、きっと対象は誰でも、どんな記事でもいいんだろうなと思えるからだ。
一方、むーさんは違った。
わたしの記事がどうも好みに合わないことをしっかりと受け止め、考えてくれたように感じたのだ。
わたしがブログに求めている「つながり」には、いろいろな形があるけれど、わたしにとっては、記事をむーさんが読んでくれ、記事を書いてくれたことも、それを受けてわたしがこれを書いていることも「つながり」なのである。
正に今、こうしてやり取りしているのがわたしは楽しいし、これがブログの醍醐味でもあると思うのだ。
むーさんが、ワイ談さんのブログの方がおもしろいと言うから読みに行ったら、日記的で、確かにおもしろかった。
地に足の着いた内容で、日ごろのできごとを大切にして考えているところや、ワイ談さんのやさしさが伝わって来た。
思いつくがまま、さらさらと書いているようであるのに、しっかりと伝えたいことを伝えてくるという感じだった。
あなたの記事は大しておもしろくない、と言われて考えたのは、「では、おもしろいブログとは何だろう?」ということだった。
ワイ談さんのブログを参考にしながら、わたしがおもしろいと思っているブログの共通点を考えた。
この際、内容が専門的であったり、読んで役立つ記事は横に置いておきたい。そうでないのにおもしろく、読みたくなる記事とは何だろう?
それは、思考の跡が見える記事だった。
そもそもブログというのは、書き手の読み手に対する語りかけだと思う。つまり、会話(お話)なんですよね。
人に何かを話すときは、必ず考えながら話すし、話されている言葉だけを見たとしてもその背景が見えるものなのだ。
ワイ談さんの記事では、「そういえば、・・・」と言って、話が飛ぶことがあったけれど、なぜそれを思いついたのか、思い出したのかがよくわかるのである。
要は、その思考の跡が見えるということだ。
思考の跡が見えると、「へぇ、こんなところに引っ掛かったんだ」とか「こういう考え方もあるのか」と感じる。
しかも、書き手は有名人や芸能人とは違う、ごく一般の人。
どんな考え方であれ、しみじみと、妙に納得してしまうのである。(賛同ではなくとも)
おもしろい、おもしろくないということはよく言われるけれど、「おもしろい」をよく見つめ、分解してみると、こんなところに行きついた。
もちろん、何を「おもしろい」と感じるかは人それぞれ。
だからこそ、わたしのようなブログでも、読みに来てくださる方もいるし、おもしろくないと感じる方もいる。
ただ、わたしの「おもしろい」は、書き手の思考の跡にあったのである。
「あなたのブログは大しておもしろくない」という否定的な言及だったけれど、それをきっかけにして、自分が何をおもしろいと感じるかが見えてきた。
読んでもらって、おもしろがってもらおうということではないけれど、思考の跡が見える記事を書いていきたいなと思った。
あなたの「おもしろい」は、どこにありますか?