めんおうブログ

主夫ライターの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

ハンパなくうまい「まかない」には、お腹を満たす以上の効果がある。(転職後4日目)

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初出社後、まかないを3日間食べ続けて感じたことである。

 

本日の業務内容

【1月4日】

0830起床

1540~1630出勤

1700~2000皿荒い、ホール

2000~2030休憩

2030~2300ホール

2300~0030帰宅

0200就寝

感じたこと

昨日2100で帰っていいという予定であったが、お客様の夜の入りが予想以上によかったため、店長から急遽2300までいてくれ、と言われた。急に長く、遅くまでのシフトになってしまったことの埋め合わせとして、本日は夕方からの短い勤務となった。まだ入社直後、ということもあってか、必要以上にわたしに負担がかからないように上からも徹底されているようだ。

 

これは、ブラックが多い飲食、特にラーメン業界においては、かなり先進的ですばらしいことだと思う。すくない人数でなんとかやりくりしている現状、店長にかかる負担が極めて大きい現状は、昨日入社したばかりのわたしにもすぐに感じることができた。

 

ただ、そういう現状にあっても、時間管理を厳しくやっていこう、というのはラーメン業界が今後さらに盛り上がっていくための必要な条件なのではないか、と思う。持続不可能な拡大は、続けること自体店舗の体力がもたないし、規模拡大に対して人材を育てる時間を確保することができず、サービスの質と量の維持が難しくなる。こうして必ず失敗する。しかし、拡大したい、という欲求はなかなか抑えがたいもので、そのような方針になるのは仕方ない面もあると思う。だから、拡大するという方針をとりつつも、それを抑制する(サービスの質と量を維持する)力も働かせることが重要なのではないだろうか。お客様に対するサービスの提供は、結局人の力で行うものであり、数字はその「結果」に過ぎない。店舗数が増えれば単純に数字が伸びるわけではないのである。

 

 

 

 

 

さて、話が反れたが、今日は、まかないの効果と、お客様に提供するサービスについて書いておきたいと思う。

 

わたしは初出社後、毎日まかないをいただいている。まかないは、規定時間以上勤務した希望者に対して無料で一食出していただけることになっている。社員、バイトの区別なくもらうことができる、良心的な福利厚生制度だと思う。メニューは、ラーメンを主としており、毎日食べ続けたらどうなるかは、「すするTV」のすするが、現在実験中なので、彼が健康になることを祈りつつ見守りたい。

参考資料↓


二郎系に餅!?盛り盛りの正月ラーメンをすする 名古屋 立川マシマシ 9号店 【飯テロ】SUSURU TV.第790回

 

 

まかないは、ハンパなくうまい。そもそも店のラーメンが好きだということ、仕事をして腹が減っていること、店長が心を込めて作ってくれていること。ハンパなくうまいのは当たり前である。

 

わたしは自分自身が客として何度かこの店のラーメンを食べているが、仕事中に食べることのできるまかないは、いつ食べたここのラーメンどころか、すべての食べ物の中で一番おいしく感じる。特に初出勤日はこんなにもうまいのか、と涙が出そうになった。

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ずっと立って、いらっしゃいませ、と大きな声を出し続けていると、体力的には大変になってくるし、入社したばかりで心の緊張もあったのだとは思う。こういうときに食べるまかないは、スープの味、濃さ、めんとスープの相性、ラーメン自体の温度・・・すべてがいつもの数倍のうまさで感じる。体にしみわたる、という感覚だ。

 

ただ、ここで初めて発見があったのは、まかないはハンパなくうまい、おなかを満たせる、ということだけではないことだ。

 

まかないを作ってもらうと、大変な仕事お疲れさんと言ってもらっているような気持になるし、店の一員として認められている、という仲間意識をもつことができる。従業員の中には、まかないを出してもらえる、ということを理由に来る人もいるくらいだそうだ。わたしもいろいろなメニューを食べれることが楽しみになりつつあるし、まかないをいただけることは、仕事の頑張りを認められているような気がして、仕事に対して前向きな気持ちを持ち続けることができる。

 

 

 

 

 

逆に言えば、お客様に対しても、ただハンパなくうまい、ということだけではなく、食べてうれしくなるような経験としての食事の場を提供することができれば、店舗とお客様の心が通じるのではないだろうか。

 

まかない以外にも仲間意識を強くし、温かいチームを作るための工夫はいくらでもあるはずだ。しっかりと強いチーム作りのために必要なことを研究していきたい。また、お客様に対しても、ただ「うまい」という感動だけでなく、従業員全員で来てよかった、また来たい、と思っていただけるようなサービスをしていくことが重要だと思った。