めんおうブログ

主夫ライターの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

感情的な言動は、超かっこわるい。

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前書き

ラーメン店で働いていると、本当にいろいろなお客様が来られる。その中で、今日、とても気になった言動をされている方がおり、これを見て感じたことを記録したいと思う。

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感じたこと

わたしの勤めるラーメン店には、たくさんのお客様が来店する。たくさん、ということは、いろいろ、ということでもあり、毎日いろいろなタイプのお客様を見る。当たり前のことかもしれないが、世の中にはいろいろな人がいるなぁ、ということを思う毎日である。

 

 

 

公務員時代は、そんなことはなかった。省の幹部は、かなり均一化された教育を省の中で受ける制度になっている。階級や専門によって、いくつもの種類の数カ月から一年くらいの期間の教育が存在する。

 

わたしの場合は、10年間の省での勤務のうち、合計すると約3年間は教育を受けている期間であった。教育を受ける期間は、「学生」という身分が与えられ、そのコースで身に着けるべき知識や技能を身に着けることが仕事となる(つまり、言われたように勉強するだけの毎日になり給料が払われる←おっさんばっかりの授業と宿題の毎日になる)。それぞれのコースでは、技能だけでなく、責任感、洞察力、判断力といった「性格」(資質と呼んでいた)まで似たようなものを求められ、金太郎あめになって卒業することを求められたし、わたしも教官だったので、学生にはそれを求めてきた。だから、各コースを卒業して職場に出ると、基本的には同じ能力、同じ性格の人たちばかりがいるし、それが理想だったわけである。これは、組織で仕事をする上ではいいこともあるが・・・。個性を育てる、という小学校や中学校などとは、そもそもの存在目的が異なるのである。

 

さて、話をもとに戻すと、このような事情があり、公務員時代には、職場には同じようなタイプの人ばかりと仕事をしており、巷のいろいろなタイプの人をあまり見ることがなかったのである。

 

お客様には、学生さん、外国人(アジア系、欧米系、南米系など)、工事現場の人、アダル〇業界の人、家族連れなどなど・・・といった方がいるのをここ一カ月で見てきた。もちろん、店の外で会ったら近寄りたくないと思うだろうな、というような方でも、お客様はお客様として、ラーメン店のプライドにかけて、公平に、私情を排して接客している。ただ、接客はしつつも、同時に頭の中には、私人としての自分も存在しているわけで、頭の中の私人としての自分がぶつぶつ言うときもあるのは仕方がない。

 

 

 

今日、どうしても気になったお客様は、家族連れのお客様で、パパである。じろじろ見たわけではないので、ざっくりとではあるが、わたしと同じような年齢だったろうと思う。パパとママ、そして、3歳くらいのお子さん二人の御一行様であった。そのパパの言動が気になったわけである。彼は、ことあるごとにお子さんに強い口調で何やら言っていた。わたしはその時、店内の少し離れた位置にいたが、声が大きかったので何かあったのかと思って、その家族の方を見たくらいである。

 

例えば、お子さんが割りばしの束から割りばしを抜き取ろうとしているのを見て、「おい、〇〇!お前はもういいよ!ラーメン食うときに取るから!!」などと言っていた。また、お子さんが食べ終わるのが遅いことに対して「おい、〇〇!早く食えってぇ!!」と言っているのも聞こえた。

 

私人としてのわたしがぶつぶつ言っている。「大の大人がまだ小さい子供に怒鳴るのって超かっこわるいな・・・」、「こんなことで怒鳴る必要ないだろ・・・」と。ただ、この様子を見ていたわたしは、完全に第三者として見ていたからこそこのような感想を持ったのかもしれない。

 

 

 

わたしが当事者であったらどうか。もしかしたら、子供に対して彼と似たような言動を採っているかもしれない。

 

 

 

イライラすると、周りが見えなくなるものである。感情は、容易に理性を上回り、感情的な言動を採ってしまうのである。感情的な人、というのは、多くいるだろうし、理性的な人であっても場合によっては感情的になってしまうこともあるだろう。ただ、感情的な言動は、第三者からしたらとてもかっこわるく見える、ということがよくわかった。子供への教育、という観点もあろうが、それは置いておいても、とても子供じみて幼稚に見える。自分がコントロールできないんだな、あの人は・・・と。子供への態度のみでなく、誰に対してであっても、感情的な言動はあまり採りたくないな、と思った。このためには、日々の心がけと反省あるのみだろう。

 

わたしの場合は、早速、朝食を子供が食べるのが遅すぎる件からトライである。日々の心がけと反省あるのみだ。