しょぼいブログ論
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「しょぼい起業で生きていく」という書籍がTwitter界隈の一部で流行っていますね。
著者は、脱社畜サロンが炎上したときの火付け役の「えらてん」さん。
わたしも気になって読んでみました。
要約すると、
「固定費などの起業、経営するのに必要な費用を極力抑えつつ、なんとなくみんなが集まる場所を作って、そこで働きたい人にできるだけタダで働いてもらいましょう」
という内容で、これがしょぼい起業の真髄でした。
例えば、
- 通勤、通学を運搬ということにしてしまう
- 家賃の安い物件を店にして、住みながら営業する
- 自分にとっては捨ててもいいけど、人が欲しがるもの(売れるもの)を無料で配布して集客する
- 余った食材を家族の食事に使う
- 仲良くなったお客さんに店番をしてもらうなど、自然な形でタダで働いてもらう
というものが挙げられていました。
ブロガーの中でよく言われる「人生全てをコンテンツにする」という発想に似ており、「究極の一石二鳥を経営に取り入れるべき」ということでしょう。
さてこの記事では、わたしの考えているブログへの取り組み方などについて紹介したいと思います。
まさに「しょぼいブログでいいんだよ」という内容です。
これはわたしがブログを始めた1年前からずっと感じてきたことでしたが、書籍のタイトルをお借りしようと思います。
わたしがしているのも「しょぼいブログ」ですし、あなたが運営するものもしょぼくて結構だと思います。
できれば多くの人に読んでもらいたいけど、ムリして読まれるものを書かない。
わたしがブログとの付き合い方で一番大切だと思っていることです。
まさに、「しょぼいブログ論」ですね。
「ブログでガチ出稼ぎにいく」という人は向いていない考え方かもしれませんが、
- あくまでブログは趣味で
- ちょっとした発信をしたい
- できればお小遣いがもらえたらうれしい
という範囲の方には共感していただけると思います。
ブログは、あくまで趣味です。悩まなくて大丈夫です。
楽しく、楽に、できるだけ長くやっていきましょう。
それでは、そのためのブログへの取り組み方をまとめたしょぼいブログ論についてお話しします。
とにかくハードルを下げる
とにかくハードルを下げましょう。
しょぼくていいんです。どうせ趣味ですから。
- なんで毎日更新してるのに、読まれないの?
- AdSenseに通らなくてブログやめたくなった。。。
- PVはあるのに、収益が発生しない。。。
というような悩みを抱えている人がとても多いようです。
ブログは不労所得だなんて言われますが、どれだけ頑張ればどのくらい不労所得化できるかなど、だれにもわからないものです。
特に雑記ブログはその色合いが強いものでしょう。
だから、悩みでいっぱいになりながら続けたってしょうがないんですよね。
わたしも1年で書いた400記事のうち、スマートニュースなどのメディアに取り上げられて、たくさんの方に読まれたのは20記事くらいにしか過ぎません。
数%でしかないんですよね。
ブログをしている以上、「読んでもらいたい」という気持ちはあるものですが、記事がヒットするかどうかは確率的には数%なのです。
とにかく何でもいいから書いた方がいい、というのはこういうところからきているのでしょう。
「どうせ読まれないだろう」というところから始めて、とにかく書く
↓
だけど、読んでもらえるかもしれないし、楽しいから書くときは全力で書く
↓
書いた記事の数%がヒットする
↓
全力で書いた他の記事にもスポットライトが当たる
↓
ブロガーとして名前が通るようになる
↓
書いた記事の多くが読まれやすくなる
読まれるようになるには、何か特別なきっかけがない限りは、こういう流れを踏むのがほとんどでしょう。
毎日更新ではなく週2更新、100PVでなく10PV、毎月1万円ではなく1年でちょっとでもというしょぼい目標でいいのです。
「どうせ読まれない。だから好きな事を全力で。」こういったしょぼいモチベーションでいいのです。
とにかくハードルを下げましょう。
いいこともよくないことも全部ネタ
いいこともよくないこと全部ネタにしてしまいましょう。
これは雑記ブログの一番キモの部分で、言うまでもなく当たり前のことですよね。
でも、ブログを始めてある程度経っている人ほど忘れがちなのも事実。
収益が上がらなくて悩んでいる人が本当に多いのです。
ブログを始めたばかりの頃は、自分の記事に1PVがつくだけでうれしかったし、コメントをいただけただけでワクワクしていたのではないでしょうか。
そして、何をブログに書こうかと考えながら過ごす日々は、ブログを始める前よりも感覚が繊細になるような気がしてブログを始めてよかったなと思ったこともあったでしょう。
だからこそ、リアルの生活でいいことがあればいつも以上にうれしかったし、よくないことがあっても、前向きな気持ちで乗り越えてこれたはずです。
ブログに書くのは、しょぼい日常でいいのです。
しょぼい日常の「楽しかった」や「疲れた」などのしょぼい感想をあなたなりの感じ方、書き方に変えて書けばいいのです。
これが、体験を伴った体温のあるブログなのだと思います。
このように、日常生活で経験したものは、いいこともよくないことも全部ネタにしてしまいましょう。
できなかったことではなく、できたことに目を向ける
人はできなかったことばかりに目が行ってしまうもの。
- 投稿しようと思っていた記事が書き上がらなかった
- 思いのほか読まれなかった
- 書き上げたけど、おもしろくなくてボツにした
こういうことがあると「はぁ・・・」となる方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
他にも多くの方が経験済みでしょうし、少なくともわたしはこの連続です。
「好きなことを好きなように書ければいいや」という気持ちと「読まれないなぁ」という気持ちの狭間にあるものです。
その中で、少しでも前者の気持ちの方が大きければいいのではないでしょうか。
そのためには、できなかったことではなく、できたことに目を向けることが大切です。
- 投稿できなかった→ここまでは書けた
- 書いたけどおもしろくない→ここがおもしろくないことがわかった
- この記事、読まれなかった→書けてすっきりしたからいいや
どうせしょぼいブログです。
楽しく楽にできるだけ長く続けるためには、できなかったことばかりに目を向けて落ち込むのではなく、その中のできたことに喜びを感じるような考え方をしてみてはいかがでしょうか。
仲間を作る
仲間を作りましょう。
ネット上でも構いませんが、そこからリアルでのつながりができれば楽しさは間違いなく倍増します。
わたしは先日Twitterで少し話題になっている「エデンバー」(えらてんさんが経営していたバーで、最近は別の方に移譲されたようです)でオフ会的なものに参加しました。
ブロガーやTwitterユーザーで集まった緩い感じの雰囲気が、会社の飲み会などとは違う感じで、心からゆったりとして楽しむことができました。
また、不思議なことにリアルでつながれたことで、ブログやTwitterもこれまで以上にやりたいなと思うようにもなったのです。
仲間ができれば、人の数ほどブログの在り方があり、みんなそれぞれにしょぼいブログを運営していることがわかります。
だからこそ、自分のブログもそのしょぼさも愛せるようになるのです。
ブログで成功しようとか、たくさん稼ぎたいというような気持ちではなく、ブロガー仲間とつながれただけで感謝感謝と思えれば最高ではないでしょうか。
まとめ
「生きてるだけで丸儲け」という言葉がありますが、しょぼいブログ論は、「続けてるだけで丸儲け」という心がけをするところにその本質があります。
わたし自身、「ブログで収益ってマジかよ!?やるっきゃないっしょ!」と意気込んで1年前に始めましたが、大きくは稼げないことが1か月でわかりました。
それ以降は、楽しむだけで続けています。
この記事では「続けてるだけで丸儲け」というモチベーションで楽に、楽しく、できるだけ長くブログを続けるための考え方をまとめました。
わかってはいるけど、やっぱり読んでもらいたいし、収益も上がっては欲しいもの。
ただ、そんな気持ちが膨れてきたときには、しょぼいブログ論をもう一度読んでいただければいいかと思います。
わたしはこれからもしょぼいブログを楽しく、楽にに続けていこうと思います。
何と言っても、楽しいですから。
ここまで来れば、ブログをするのにこわいものは何もないものですよ。
しょぼいブログに乾杯。