めんおうブログ

主夫ライターの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

ハーバード大学卒のホームレス常連さんの話

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わたしが遅番(18時~朝4時)のシフトで固定されてから、約2カ月が経った。

遅番を経験するまでは、24時以降は、お客さんなんてほとんど来ないだろう、なんて思っていたけれど、さすが大都会東京。

都心の店だからか、24時以降も結構ラーメン食べにお客さん、結構来るんです。

 

ただ、昼間とは客層がかなり違うし、いろんなお客さんがいて、本当におもしろい

 

うちの店では、常連さんのことを「まいどさん」と呼んでいる。

毎度(しょっちゅう)来店してくれるから、まいどさんなんだろうけど、深夜に来るまいどさんで、飛びぬけて興味の湧くまいどさんがいるので、その方について少し書きたい。

 

彼(男性です)は、以前、わたしの勤めている店によく来ていたらしいが、一度来なくなって、また最近来るようになったそうだ(理由はわかりません)。

わたしはまだ入社してからの歴が浅いので、最近初めて彼に会った。

わたしが彼と会うのは、ここ1か月(遅番前半の1か月では会わなかった)で5、6回くらいだと思う。

彼は、中肉中背、30代後半から40代前半と思われる。

ガハガハとよく笑い、人懐っこい感じでよくしゃべる。

浅黒く、いつも荷物が多い(3つくらい手提げ袋をもっていて、そのうちの一つから水筒が飛び出ている)ことから、建設会社勤めかな、と勝手に思っていた。

注文されるものはいつも決まって、味噌ラーメンの特大(←めっちゃ量が多いのでわたしにはムリです)。

 

先日彼が、店に差し入れ(カルピスウォーターペットボトル1本)してくれたことから、夕方店長と彼の話になった。

あの、特大をいつも注文される、色黒のまいどさんからです。あの方って、建設会社かどっかに勤めてるんですかね?とわたしが聞くと、

いや、仕事してないみたいやで。と店長。。。

 

あの荷物の量は、そういうことか?浅黒いのも?

仕事をしていない(=家もない)ということなら、それはそれで、彼の様子に合点がいく。

 

店のスタッフがお客様に興味を持つことがいいことかどうかはわからないけれど、興味を持たざるを得ない情報が耳に入って来た。(彼を見たことがあるのは、なにもわたしだけではなく、彼をわたしよりもよく知っているスタッフは他にもいる)

 

ハーバード大学を卒業しているらしい。(証明書を別スタッフが確認←彼に見せられた)

②仕事をしていないはずなのに、週に2、3回食べにくる。

③ブログをしているらしい。(以前、紙に印刷されている文章を首をひねりながら校正していたことがあり、同僚に、彼が何をしていたか聞いてみて教えてもらった)

④仕事をしていないはずなのに、「知人からもらった」と言って、お土産のようなお菓子をくれることがある。

 

この情報をすべてそのまま真に受けるわけではないけれど、いろんな生き方があるし、どんな生き方をしても許されるんだなぁ、と純粋に思う。

 

彼が店に来るのは、だいたい深夜1時過ぎくらい。

とても楽しそうに、わたしを含む店のスタッフと話したり、本当にうまい、と言って特大ラーメンのスープまで飲み干す彼の姿を見ていると、こちらもうれしくなってくる。

彼は間違いなく、わたしの好きなまいどさんの一人である。

 

もしかしたら、職業はプロブロガー?どこに住んでいるの?日中はどこで何をしているの?生活保護をもらっているとしたら、それでラーメンを食べに来ているとしたらそれって、ダメな事なのかな?・・・

彼については、謎なこと、知りたいことがたくさんある。

まずは、機を見て、ブログやってるってうわさを耳にしたんですが、それってホントですか?と聞いてみようと思う。

 

 

やっぱり、お客さんとの楽しい空間や時間を共有できる仕事って楽しい。心が躍るというか、温かくなるというか。

これが接客業の醍醐味だと思う。

 

 

SNS→オフ会」という流れが一般的だと思うけど、「オフ会→SNS」ということになるかもしれない。

これはこれで面白い。

 

これからのまいどさんとの会話に乞うご期待!!