「反感しか買わない上司の指導」から学ぶもの
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先日こんなツイートをしたところ、とても大きな反響をいただいた。
<反感しか買わない上司の指導>
— めんおう@伝えるもの書き (@mennousan) 2019年1月18日
・お前バッカだなぁ
・他じゃ通用しないぞ
・指導されてるうちがハナだと思った方がいい
・指導するこっちの身にもなってくれ
・何度目だ?
・この仕事向いてないぞ
・どうすればできるようになるの?
・何でできないの?
なお、他にもあれば、リプか引用ツイートで。
このツイート部分をクリックしていただければ、これへのリプ(ツイートに対する返信のこと)を読むことができるので、ぜひ読んでみていただきたい。
このツイートとそのリプだけで、日本社会の「闇」が見えるので。。。
このツイートのリプは、「私もこんなひどいこと言われました」という経験や情報の共有のもの。
「私も言われた」というのは完全に主観の話で偏りもあるかとは思うけれど、その人がそう感じているのは事実なのである。
部下を持つ人にはぜひリプも含めて目を通していただきたい。
さて、かなり大きな反響をいただいたツイート。
この記事では、いただいたリプから感じたこと、この経験から勉強になったことを紹介したい。
上司の上から目線が反感の原因
わたしの元ツイート以外にも、リプを見ればたくさんの「反感しか買わない上司の指導」(生々しくて少し引きました)があることがわかる。
- で?
- 前にも言ったよね?
- 何しに(会社に)来てるの?
- オレが若かった頃はなぁ
などなど。
いやぁ、見てるだけでイラっとしますね。笑
個人的には「で?」が一番きつい。
これは、上司への説明を一通り終えたときに一呼吸おいて「で?」と言われるやつだと思うけれど、「で?じゃないだろ、で?じゃぁ」となってしまう。
ではなぜこういう指導をしてしまうのか?
わたしが思うのは、これはもはや指導ではないということ。
指導ではなく、「態度」だと言える。
物事に対する指示や助言ではないからだ。
わたしがツイートし、たくさんのリプをいただいた「反感しか買わない上司の指導」が生まれる原因は、
上から目線の態度
にあると言える。
部下を持つ方はたくさんおられると思うが、そもそも上司と部下は、職務上の階級が便宜上、上と下にあるだけであって、どちらかが偉いとかへりくだらなければならないとかいうものではない。
上司と部下では、職務上の役割が違うだけで基本的にはフラットな関係にあるということ。
そして、部下が上司に対して謙虚に接するのは、その上司の知識、経験、能力に対する敬意であって、絶対的なものでないということは忘れてはならない。(はい、私も気を付けます)
乱暴な発言は、あふれ出したストレスの一端
今度は上司側から考える。
こんなふうに受け取られるように言っているつもりはない、という上司の方は多いのではないだろうか。
誠実に接しているつもりだと。
それがなぜこのような言葉になってしまうのかというと、それは、うまく指導できないこと(=部下が思ったように動いてくれないこと)に対するストレスや、別のことに対するストレスがあふれ出た部分が乱暴な言葉になっているからだ。
要は、「うさばらし」。
普段から、部下や後輩に乱暴な言葉ばかりで接する人は少ないはずだ。
にもかかわらず時に乱暴な言葉が出てしまう・・・
部下に限らず、後輩やお子さんなどに対して乱暴な言葉や態度で接せしてしまった経験のある方がいたら振り返っていただきたい。
言葉のどこかに「うさばらし」が混ざっていなかったかと。
信頼関係を壊すには一言で済み、一言では信頼関係は作れない
冒頭に紹介したツイートのリプに、「信用できる上司の一言あるあるも見たい」というものをいただいた。
うん、確かに。
でも、社会人生活も10年を超え2つの職を経験したにもかかわらず、「信用できる上司の一言」を思いつくことはできなかった。
それは、「信頼関係を壊すには一言で済み、一言では信頼関係は作れない」からだ。
わたしにも信用できる上司がいないわけではないので、その人と接したときの言葉を思い出してみると、
- それ、やっておいてよ
- いつ持ってきてくれる?
- 頑張ってる?
というような、反感を持つような言葉はないものの、どんな上司でも言うような言葉ばかりだった。
ただ、その一方でエピソードならある。
これまで、信用できないたくさんの上司の下で働いてきたけれど、一人だけ「この人のためなら」と思える人がいた。
— めんおう@伝えるもの書き (@mennousan) 2019年1月19日
その人は、
君がそこまで言うなら譲れない理由があるんだろう、細かいことは聞かない。退職を承認する。次でもがんばりなさい。
と言ってくれた。
信頼関係ってこういうことだよね。
信頼関係はたった一言では作れない。
だからこそ、信用している上司の「一言」を思いつかなかったのである。
まとめ
「反感しか買わない上司の指導」ツイートから学んだことについて、紹介してきたけれど、長い時間と労力をかけて作った信頼関係も壊すのはたった一言かもしれないし、何かのちょっとした行動かもしれない。
職務上、上の立場であったとしても、関係性はフラットであるべきで上から目線の態度で接するのは違う。
また、そうでなくとも、部下へのストレスを言葉の一端にしてぶつけるのはただの「うさばらし」でしかない。
本質はいつもシンプルで、当たり前のことなのである。
冒頭で紹介した「反感しか買わない上司の指導」ツイート。
これは、リプも含めて一つのサイトレベルで充実した「闇」内容になっているので、時間があったらぜひ見にいっていただきたい。
<反感しか買わない上司の指導>
— めんおう@伝えるもの書き (@mennousan) 2019年1月18日
・お前バッカだなぁ
・他じゃ通用しないぞ
・指導されてるうちがハナだと思った方がいい
・指導するこっちの身にもなってくれ
・何度目だ?
・この仕事向いてないぞ
・どうすればできるようになるの?
・何でできないの?
なお、他にもあれば、リプか引用ツイートで。
ホント、日々勉強ですね。
ではまた!