ライターとしてスキルに自覚的になるということ
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先日、名もなきライターさん(名もさん)から手紙をいただきました。
手紙と言っても、noteの有料マガジン(月額350円課金者か記事単体を300円で購入した人のみが読める物)記事でわたしに充てたメッセージをいただいたというもの。
わたしは先日記事にした通り、8月いっぱいで会社を辞め、9月からフリーライターになります。(記事内7月いっぱいで辞めるとありますが、調整の結果8月になりました)
この記事では、いただいた手紙にお返事をさせてください。
手紙の内容など
ご存知ない方もいるかもしれないので、名もさんを簡単に紹介します。
彼女は、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のトップライター。
彼女からいただいた手紙の内容を簡単にまとめると、以下の通り。
- めんおうさんはライターよりも作家になるべき
- この際、もちぎさん(作家の方)をお手本に
- ラーメン企業での経験から学んだことを基盤に発信すべき
- もっと自分に何ができるかというスキルに自覚的になるべき
- スキルを足してキャリアを育てていくべき
※わたしは手紙の内容をこのように読み取りましたが、意図に反していたらすみません
作家的要素は大事だけど、作家一本を目指そうとは思いません
「ラーメンの経験を活かして作家になるべき」ということですが、正直どうかなと思います。作家業で食っていけるのは日本で100人とも言われている中、さすがにムリだろうと。
わたしは、作家的要素は大事だけど、作家一本を目指そうとは思わないのです。
今ライターとしていただいている報酬の内訳は、
といったイメージです。
クラウドソーシングではある意味「作業的」なお仕事が多いです(もちろん名前入りの記事を書かせていただける仕事もあります)。
名もさんは、これをライターと呼び、直接依頼や自分から書籍を出していくのを作家と呼んでいるのだろうと思います。
確かに直接依頼の方が記事の自由度が高く、報酬もクラウドソーシングの5倍以上いただけるものも多く雑記ブログ出身で、まだまだ知識も経験も浅いわたしにとっては(ライターが望み薄なので、可能性としてはまだ)作家を志望した方がいいというのもわかります。
名もさんは、わたしの現状を見て「ライターとして食っていくのは望み薄、作家になれば」と言ってくれているのかもしれないけど、会社を辞め、収入が不安定になる現状、一握りのプロ作家を目指すのはどうなのでしょうか。
もう少し手堅くいきたいところ、というのが正直な気持ちです。
スキルに自覚的になるということ
手紙の最後は、
キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。
と結ばれています。
「もっと自分が何ができて、何ができないのかを考えよ」ということですね。
これは、新しいところで仕事をしようという人には間違いなく全員に当てはまる話でしょう。
ただし、もし名もさんの意図が「今のあなたにはムリだから、できることを活かして作家になれば」というものだとしたら、もう少しやりようがあると思うのです。
- 直接依頼をいただける努力(作家的要素)
- 「経験はあるけど専門知識がない分野」を強みにする努力
これを両立するということです。
メリットだけでなくデメリットが大きいのはもちろん承知しています。
特に「経験はあるけど専門知識がない分野」を強みにするのは難しいだろうし、その分野でだって激しい競争があるのだから飛び抜けるのは難しいのですから。
名もさんはライターとしての経験も知識も豊富です。
かなり先のことやそれそぞれの専門分野のこともご存知の上でアドバイスいただいているのかもしれません。
キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。
今のわたしに足りないのは、これがすべてだと思います。
自分はこれまでの経験で何を学び、今何ができるのか。
そして、それを元手にどんなキャリアを育てたいのか。それは作家なのか、どんなジャンルを専門にしたライターなのか。
まだわたしはスタート地点に立ったばかり。
名もさんからいただいたアドバイスは大事にし、しっかり自分の頭で考え、情報を分析して答えを出したいと思います。
まずはスキルに自覚的になること。
そして、どんなキャリアを育てていきたいのかを考え、行動すること。
ここから始めます。
最後に
「キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。」には、しびれました。
なぜかって「書くことが好き」ということだけで突っ走ろうとしていたのですから。
勢いは大切ですが、蛮勇だけでは生き抜くことはできません。
まずは地に足をつけ、スキルをきちんと見直すこと。
これまでの経歴、経験、経験から得た得意なこと、性格。
そしてこれらの経験と概念を結び付けること。
わたしはこれこそ、「自分の頭で考えること」だと思います。
会社を辞めてフリーライターになるというと焦るものですが、地に足をつけて戦略を立て、一歩一歩進めていきます。
手紙をいただき、本当にありがとうございました。