めんおうブログ

主夫ライターの日々と、よりよく生きるためのちょっとしたコツなど。

【佐々木ゴウ先生】トップライターに聞いた、ライターへのアドバイスとこれからの働き方

人生100年時代、個の時代、自由な働き方、副業解禁、会社員こそ最強など、働き方やこれからの時代は…というようなことを聞くようになりました。

 

今の会社、働き方で生涯やっていくのが正解なのか、やっていけるのか。

 

9月にフリーランスのライターとして独立したわたしはもちろんですが、みなさんも不安に思うことがあるのではないでしょうか。

 

そこで、トップライターとして有名で、他にもいろいろな働き方をしている佐々木ゴウさんを取材させていただきました。(知ってますよね?ゴウさん)

 

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ゴウさんのプロフィール

早稲田大学卒業後、NTTコミュニケーションズ入社/ECサイトコンサルのベンチャーへ転職/フリーランスへ転向)

 

▼主な取材内容

  • 迷えるライター(わたしのこと)へのアドバイス
  • これからの働き方

 

個人的にはライターのキャリアアップ論と、働き方の分散術が目から鱗でした。ライターさんはもちろん、働き方に迷っている方まで必見です。

 

 

ーーーこんにちは!本日はよろしくお願いします!まずは、ライターへのアドバイスということでお伺いします。

ゴウさんと言えば「月商100万」ということを聞いたことがあるのですが、ズバリ単価の上げ方を…

 

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 単価ですね。

これ、ライターにとっては死活問題なので、初心者、中上級者に関わらず知っておいた方がいいですよね!

 

僕は、

 

  • 新規クライアントさんの開拓
  • 希少価値を出していく

 

が大事だと思っています。

 

ぶっちゃけた話をすると、文字単価0.5円のお仕事はどんなにがんばっても10円とかにはなりませんよね。正直がんばっても2円とかだと思います。

 

これが新規クライアントさんだと、いきなり2円、3円という条件で契約してくれることがあるんです。もちろん実績などは必要ですが。

だから、契約を何本かとって、仕事をする中で「単価を伸ばしたいけど、厳しそう」という状況なら、それを実績にしつつ他のクライアントさんと交渉&契約するというのはありだと思います。

 

あとは、希少価値と付加価値なんですが、単価ってジャンルによって相場は決まってますよね。

高いのだと転職、金融、投資、美容などがあると思います。

 

こういうのを狙っていくんですが、そのためには自分の経験や知識を棚卸しするんです。で、それらを掛け算していく。

すると、多くの人には書けない記事というのが出てくる。それが希少価値です。

 

そういう記事が、単価の高いジャンルにヒットすれば、間違いなく単価は上がっていきますよね。

 

 

ーーーなるほど。案件を取りに行くのってクラウドソーシングになるんですかね、やっぱり。

 

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「ライターにとっては死活問題よな」

 

それもありますが、僕はクライアントさんに別のクライアントさんを紹介していただくことがあります。

 

単価の高いジャンルを扱っているクライアントさんが紹介してくれるクライアントさんは、同じように高いジャンルを扱ってますからね。

 

こうしてつながっていけば、ライターとしてのそのジャンルでの経験値もたまるし、クラウドソーシングに頼らなくてもよくなるんですよね。

 

■単価を上げるには頭を使う!

  •  経験を棚卸して、掛け算するそして、希少価値を出していく
  • 単価の高いジャンルを狙う
  • クライアントさんにクライアントさんを紹介してもらう

 

 

ーーーそういう方法が…想像の上をいってました…では、ライターとしてレベルアップするにはどうすればいいでしょうか?

 

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「ライターさんは不安よな。佐々木話します」

 

そうですね。

まず、キャリアで言うと、ライター→編集者→Webディレクターというのがありますよね。

でもその前に、ライターとしてのレベルアップから。

 

ライターとしては、

 

新規ジャンル挑戦ガチインプット

 

がおすすめです。

 

僕は、恋愛、料理、IT、ネット、働き方など、ホントにいろんなジャンルで書いた経験があります。ちょっと変わったところだと、「壁」というジャンルでも書いたことあります。

 

開拓するたびに、そのジャンル関連の本を10冊読んでからやるんですよ。そうすれば、書ける幅も知識も広がりますよね。

 

 

ーーー頑張ります!ではキャリアアップしていくにはどうすればいいでしょうか?

 

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「上級編きたよ!」


まず編集者ですが、クライアントさんにお願いして、数本を編集者として任せてもらうのがいいんじゃないでしょうか。

「5本だけ人に任せて、最終的に僕が確認し、手を入れて納品するという流れでさせていただけないでしょうか?品質は保証しますので!」という感じで。段階的に。

 

それができたらもう「僕、編集できますよ!」と言っちゃっていいんですよ。編集者デビューですよね。

僕の場合は、気づいたら数人のチームで仕事してて、「あ、これが編集か」という感じでした笑。

 

 

ーーー何事も自分からアプローチするんですね!すごい…ではその上のWebディレクターになるのに必要なことは何でしょうか?

 

これは結構経験が必要だと思ってます。

 

  • Web制作者(数値分析含む)
  • アフィリエイター
  • デザイナー
  • 編集者
  • ライターなど

 

僕はこれら全部、会社、副業、フリーランスで全部経験していたのもあって、気づいたらWebディレクターを任されてました。

編集してた時、クライアントさんに「今は記事増やすよりも、CV上げる施策を打った方がいいと思いますよ」ということをズケズケ言ってたんで。

 

 

ーーー「ズケズケ言った方がいい」というのは確かに聞いたことがあります。

 

いや、ホントそうですよ!

僕、ネットショップしてたこともあるし、今もアフィしてるんでCV愛の塊なんですよね。

 

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「CVとか聞くとこういう表情になるよね」 

 

■ライターがキャリアアップしていく方法

  • 新規ジャンル挑戦&ガチインプット
  • 編集をやってみて編集者デビュー
  • 積極性&経験を活かしてWebディレクター

 

 

 ーーーいやぁ、知らないことがいっぱいでした。。。ありがとうございます!次は少し変わって、これからの働き方について伺います。ゴウさんが働き方を考えるときに大切にしていることってありますか?

 

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「右手と左手は分散てことね」

 


「選択肢を持っていられる状態」というのはいつも大切にしています。「自由な働き方」の自分なりの解釈とでも言いましょうか。

 

働きたかったらゴリゴリ働けて、休みたかったら休めるし、好きで興味のあるジャンルで仕事できる、それでいて食いっぱぐれないという。これ最高じゃないですか?

 

 

ーーーそのためにしていることってありますか?

 

もちろんです。

「分散と仕組み化」を心がけてますよ。

正直これ、これまでの「20代で全部試して30代で伸ばす」という僕の働き方のテーマでもあるんです。

 

分散は、まずはオン(オンライン)とオフ。

オンならライティング、編集、アフィリエイト、講師業、サロン運営、オフなら不動産、たこ焼き屋、自動車販売など、結構いろいろ手を出してます。

 

あとは仕組み化ですが、例えば不動産なら、僕は管理人さんを雇ってシェアハウスをしているんです。

こうすれば、自分で手を動かさなくても仕組みとして動いてくれますよね。

 

こうやってそれぞれの階層とジャンルで分散させて、それぞれで仕組み化させておけば最近流行りの「不労所得」に近いものにもなります。

これからどうなるかわからない社会ですが、安定して生き抜くためのベースになりますよね。

 

 

ーーーただちょっと気になるのは、分散って「どれも中途半端」にはならないんですか?「なんでもできる」は「なんにもできない」だってよく言うじゃないですか。

 

そうならないように、目標と撤退ラインは明確にするようにしてます。

 

特に撤退ライン。

 

ここが難しいのかもしれませんが、痛手にならないくらいの範囲でギリギリまでやれる線を決めておくんです。そうすれば失敗しても痛くないし、そこから学べるんで。

 

この線があるから、致命的なミスにならない範囲でいろいろ試せるんです。そして、筋のよさそうなものにリソースが投下できるんですよね。

こうして中途半端にならないようにしてるんです。

 

 

ーーー想像の上の上のそのまた上を超えていかれてます…考えた上で、実際に行動に移されてるのがすごいという言葉しか出てきません。。。ここでちょっと「たこ焼き屋」が気になるんですが。

 

これですね。

 

 

知り合いに移動販売のたこ焼き屋で稼いでる人がいたんで、その人を師匠にしたからです。たい焼きならたい焼きやってました。

「移動販売」というのをやってみようと思ったんです。

 

土日だけ、初期投資が小さい、儲かるというのが条件でした。たこアレルギーになって、すぐ辞めちゃいましたが、利益が出る目途は立ってたんですよ。

これも目標と撤退ラインの明確化ですよね。

 

 

ーーーなるほど。ホント行動力が…見習わないとです!最後に、これからの働き方について。「20代で全部試して30代で伸ばす」と言われていましたが、今後の展望はありますか?

 

実は、今が楽しすぎてあんまり考えてないんです笑。

ただ、分散と仕組み化は続けていきたくて、次の柱としてはオンライン秘書を考えてます。

あとはライティング関連に偏り過ぎた割合を、他のジャンルにシフトするようなことも。

 

会社員に戻っても全然いいと思ってますが、そのときもやっぱり「選択肢を持てている状態」というのは維持したいですよね。

 

 

ーーー不安とかはないんですか?

 

不安…ないです。。。

不安をそのままにしておくのがいやなんで、「気になるなー」って思ったらすぐにその原因をはっきりさせて手を打つんで。

 

これまでもそうしてきたし、これからもそうします。

性格だと思います。これは。

 

 

■これからの働き方は「分散と仕組み化」がカギ

  • オンとオフ、それぞれの階層とジャンルで分散と仕組み化
  • 撤退ラインを決めて「分散」
  • 分散したら、そこで「仕組み化」
  • 不安の芽は早いうちに摘む

 

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「ありがとうございました!」 

 

ーーー取材させていただいてーーー

 

20代で全部試して30代で伸ばす」という行動方針、人生設計をされ、その中で「分散と仕組み化」をテーマにして実際に行動されており、しかもそれぞれで成果を出されていました。

わたしよりもお若い方でしたが、質問への答えの一つ一つに重みがありました。

 

行動力は小さな疑問を解消したり、ちょっと気になったことを行動に移してみて、それを自信に変えるところから始まるのです。

 

新しいことを始めようとすると不安になるものですが、そんなことは気にせず始めちゃう。これが失敗しても成功してもその次の成功につなげていける、それがまた自信になる。

 

このように、自信と行動力は、雪だるま式に大きくなっていくものだと気づかされました。

 

今少しでも不安に思っていることがある方、逆に興味があるけど動けていない方、ほんの少しでいいので、「やってみること」で人生変わるかもしれませんよ。

今、この記事を読み終えた瞬間から、少しでもいいので行動してみてはいかがでしょうか?

ライターになるには。ライティングで文字単価の壁を越える方法

先日、ブログのお問い合わせ欄に質問をいただきました。

内容は以下の通りです。

 

めんおう様

初めまして〇〇と申します。

私も収入を上げるために転職をするか、もしくは独立するかで悩んでいるのですが、めんおう様のライターとしてのお仕事はクラウドワークスやランサーズで受注をされているのでしょうか?

正直、単価が安くて厳しくはないでしょうか?

どのように収入面の解決をされているのか、お聞きしたくメールを致しました。 お忙しいとは思いますが、ご返信よろしくお願い致します。 

 

ライターが報酬をいただいて仕事をする流れとしては、以下のように大きく3つあります。

  • クラウドソーシング経由
  • ブログやTwitter経由
  • リアルでのつながりから

確かにクラウドソーシングの案件は、文字単価0.5円などのものも多く、「時給換算すると500円程度になるぞ…(苦)」ということになると思います。

 

この記事では、いただいたご質問に答えながら、単価の壁を越える方法について紹介します。

クラウドソーシング経由

ここでは「仕事探し→提案→受注」という流れで仕事をすることになります。

すでに書いたように文字単価0.5円などはざらで、「結構きついぜ」という感じです。

 

(実はこれ、クライアントさんも困っているそうで、高単価で案件を出してもいいライターが集まらないということだそうです。「高単価で出す→いいライター集まらない→クライアントさん損する→単価下げる→ライター側が困る」の悪循環)

 

だからわたしは、「1円以上の案件しか提案しない」と決めています。

提案にも結構時間かかりますもんね。

 

クラウドソーシング経由での仕事の単価を上げていくには、

 

  • 1円以上の案件に絞って提案
  • 文字単価以上の仕事をして信頼関係を作る
  • 実際に単価交渉をする

 

ということになるでしょう。

1円以上の案件でないと、「単価交渉しても上げてくれない」という話もあるようです(もちろん例外もあるでしょうが)。

単価を上げてほしいなら、納品だけでなく、コミュニケーションや対応も含めて全力で「いい仕事」をしましょう。

 

厳しい言い方かもしれませんが、「単価が低くて…」と言う人に限って単価交渉したことがなかったりもするので、したことがない人はしたほうがいいですよ。(意外と応じてもらえることが多いです)

交渉してもダメで、かつ、どうしてもその単価じゃやっていけない、というなら他のクライアントさんとの仕事を優先した方がいいです。

 

副業ならまだいいかもしれませんが、専業では生活がかかってますもんね。

 

ブログやTwitter経由

ブログやTwitter経由で仕事をいただくためには、以下のルートがあります。

 

  • ブログの問い合わせ欄
  • TwitterのDM
  • Twitterで「ライター募集」ツイートに申し込む

 

「単価が低くて…」という人は、ブログやTwitter経由での仕事をいかに増やしていくかがカギだと思います。

それは、ブログやTwitter経由での仕事には以下のようなメリットがあるからです。

 

  • 文字単価(記事単価)が高い(クラウドソーシングの数倍から10倍)
  • 手数料を取られない
  • いろいろとやり取りや交渉がしやすい

 

クライアントさんは「クラウドソーシングでいいライターが見つからない」という悩みを抱えていると書きました。

実際、ライターを買いたたく悪徳クライアントもいますが、そうではなく「いいライターさんなら高単価で」というクライアントさんも多くいます。

ブログやTwitterから直接声をかけてくださるクライアントさんは、そういう方ばかりです。

だからこそ、ブログやTwitterで「わたしはここでこういうことしてるライターです!わたしはここにいますよ!」とアピールすべきなのです。

 

リアルでのつながりから

「リアルでのつながり」とは、もともと勤めていた会社から仕事をもらうということです。

最近は自社サイトを持ったり、オウンドメディアで発信したりというのが流行っているので、社内に作れる人がいない場合、デザイナーやイラストレーターだけでなくライターにも外注するということが多いようです。(仕事はこればかりではありません)

こういう仕事を受注していくわけですね。

 

わたしにこの経験はありませんが、フリーランスになってからも、もといた会社から仕事をもらい続けているという人もいるようです。

 

また、すでに紹介したクラウドソーシング、ブログ、Twitter経由のクライアントさんとのつながりをリアルに広げていければ、相互理解も深まるし、いい仕事につながりますよね。

リアルでのつながりって結構重要なんですよね。

 

まとめ

この記事では、ライティングで文字単価の壁を越える方法を紹介しました。

クラウドソーシングだけでの収入の相場観は、「専業なら、月商20万円ほどであれば何とかいけるかも…」というものです。

ただ、かなりきついですし、再現性や継続性から言ってどうなるかわかりません。

 

ブログ、Twitterクラウドソーシング、リアル。

これらすべてを目標実現のためにうまく組み合わせながら仕事をしていく、というのが答えなのではないでしょうか。

 

ではまた!

 

【ここでCM】

近日中に、わたしが専業ライターになるまでの軌跡をnoteにまとめます。

ここでは具体的な報酬なども公開しますので、ライティングに興味のある方(すでに活躍されている方も含めて)はぜひお楽しみに!

わかりやすい文章を書くためには、思いやりの心を持ち、本を読めばいい。

わたしは半年前から副業でライティングを始め、その収入が本業の給料に迫ってきたことからこの9月に独立することにしました。

すると、「どうやってライティングの勉強をされたんですか?」と質問をいただくことが増えてきました。

その答えは、「ライティングの勉強はしたことがないかなぁ」ということです。

 

自分で言うのもアレですが、「めんおうさんの文章はわかりやすい」と言っていただけることがあります。

ただこれは、専門的な文章の作成技術がどうと言うよりも、「言葉の使い方」にあるのだと思います。実際、わたし自身、文章の技術に関する勉強はしたことがないので。

 

では、わかりやすい文章を書くためには何が必要かということですが、そのためには「思いやりの心」を持つことと「本を読むこと」だというのがわたしの考えです。

ライティングの勉強は必要ないのです。

わかりやすい文章とは読みやすいというより、「楽しく読める文章」のこと

わたしは、わかりやすい文章とは「楽しく読める文章」だと思っています。

読んでいて楽しくなければ、読むのをやめてしまい、読むのをやめてしまえば「わかりやすかった」という感想も持ちようがないからです。

「楽しかったけどわかりにくかった」という感想もあり得ないので、「わかりやすい=楽しい」なのです。

では、それはどのような文章なのでしょうか。

「楽しい文章」を書くには「思いやり」が必要

「楽しい文章」を書くには自分が書きたいことを書くというよりも、読者が楽しいと思うように、読者の知りたい事や伝わり方を考えて書くことが必要でしょう。

だから、読者に対する「思いやり」が必要なのです。

 

これは、ライティングを始めてからより強く意識するようになりました。

リード文は長すぎないか、どういうタイミングで具体例を出すのか、説明する順番はこれでいいのかなど、楽しく読めるかを考え、いつでも「思いやり」を読者に致しながら書くべきなのです。

「思いやり」は結局のところ相手への想像力です。

日ごろのコミュニケーションでも十分鍛えられるので、日常生活だって鍛錬の場なのです。

「楽しい文章」を書くには読書は必須

文章を書くなら、本当に読書は必須です。

文章は言葉でできているので、いいタイミングでいい言葉をつなげていかなければなりません。

そのためにはそもそも言葉を知っていること、空気感を読むこと、伝わる表現力を身に着けることが必要で、これらすべてを鍛えてくれるのが読書なのです。

 

また、上で書いた「日々のコミュニケーション」も読書でインプットしたものをアウトプットしつつ、人に自分の考えをわかりやすく伝える練習になるのでおすすめです。

結局文章は、話すことを文字に変換しているだけなのです。

まとめ

この記事では、わかりやすい文章を書くためにわたしが大切にしていることをまとめました。

ブログとライティングでは異なるところもありますが、文章に向き合う姿勢としては同じところもたくさんあります。

「わかりやすい文章=楽しい文章」は、ブロガーとしてもライターとしても大切なものなので、引き続き、磨いていきたいですね。

 

※ライティングは依頼をいただいて、期待に応えていく仕事で、実際に勉強しています。以下の記事は、わたしが読んだ本の中でも特におすすめな本5冊を簡単に紹介しています。

副業&フリーランスとしてやっていく上で役立つこと間違いなしなので、ぜひ参考にしてくださいね。

副業&フリーランスとして独立するのに絶対おすすめしたい書籍5選コツコツ日記より)

「スライムばかりを倒しがちなフリーランス」がレベルアップする唯一の方法

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フリーランスはスライムばかりを倒しがち」というツイートが流れてきた。

 

どういうことかと言うと、フリーランスはできる仕事しかやらず(させてもらえず)、レベルアップできない」ということです。

 

わたしは副業ライターを始めて半年でフリーランスのライター(専業ライター)として独立しますが、この感覚は本当によくわかります。

そりゃそうですよね、フリーランスに仕事を外注する企業もお金がかかっているわけで、任せた仕事はやってもらえなければお金も時間も労力もムダになりますからね。

 

だからこそ、仕事は「絶対にその仕事ができる人」に集まるのです。

 

これ、かなり深いテーマではないでしょうか。

 

フリーランスはスライムばかりを倒しがち」ということを考えるに当たって、会社員とフリーランスの違いを見ていきましょう。

 

どの会社でも人を社内で育てます。

だから、一通りの仕事ができるようになったら、その人の実力を少し超えるような仕事を任せていきますよね。

もちろん上司は、その先輩に教育役を任せたり、自ら指導したりしながら育てていくわけです。

 

担当者にその実力を超えた仕事を任せるというのは、仕事自体を完成させるということ以外に、「社員を成長させる」という意味もあるのです。

社員をクビにできず、基本的には社員を長く抱えていく会社にとっては、社員が成長しなければ会社の成長はありませんから。

でも逆に、これが会社の余裕であり、よさでもあるのです。

 

一方フリーランスは、多くの場合、会社にとっては「社外の使い捨ての即戦力」という意味合いが強いのは間違いありません。

(もちろんクライアントさんによっては、長く付き合うこともあり、手間をかけて育ててくれることもありますよ!)

だからこそ、会社は単発の仕事を「絶対にそれをこなせる人(フリーランス)」に外注するのです。

 

これが「スライムばかりを倒しがち」の真相なんですよね。

 

わたしは主に、転職や英語(TOEIC)に関する記事を受注していますが、受注の際は「できるできない」を明確にお伝えします。

経験がないことに関しては、「経験がないですが、リサーチして執筆します」とお伝えすると「それでもやってください」となるか「経験のある人にお願いします」となるかなのです。

 

このような中、フリーランスがレベルアップしていくにはどうしたらいいのでしょうか?「やれることをやる」だけでは明らかにジリ貧ですから、多くの人が気になるところでしょう。 

 

その方法はたった一つで、「独学で伸びていく」しかありません。

(「サロンに入って成長できる環境を手に入れる」というのも、もちろんある種の独学ですよ!)

 

自分の得意を伸ばす、弱点を克服するなどアプローチの仕方はいろいろありますが、フリーランスは会社員と違って、誰かが教えてくれることもないし、失敗したときに面倒を見てくれることもありません。

実力をつけては大きな仕事を受注し、それを実績としてさらに大きな仕事を受注しつつ勉強し、成長していくしかありません。

 

例えばわたしであれば、FPと宅建の資格試験、金融と不動産記事の購読(将来書きたいジャンル)、案件の継続的な受注など、仕事が「スライムを倒すような作業」にならないように常に気を付けています。

 

スライムを倒していると、仕事の数としての実績は増えますし、調整先が多くなり「仕事してる感」は感じられるかもしれませんが、次につながりません。

 

フリーランスは自分の頭で考えて、行動し、ゴーレムなどのちょっとレベルの高い仕事やメタルスライムなどの貴重な仕事、ゾーマデスピサロのような大型の仕事を獲得し、壁を越えていくべきなのです。

 

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これがレベルアップする唯一の方法だし、レベルアップしていくことこそが生き抜く唯一の選択肢だと思うのです。 

 

みなさん本当は何となく気づいているはずです。

あとは、行動に移すだけではないでしょうか。

 

※寄稿しました。

賃貸選びのポイントをまとめていますので、ぜひご覧ください!

fudousan-iroha.jp

Twitterをマイクロブログにすればいい

実はわたし、昔、こういう記事を書いたことがあるんです。

 

www.zinseitanosiku.com

 

1年以上前の記事なんですけど、要はTwitterは疲れるわぁ・・・」という記事です。

 

それはその時期のわたしは、

  • 何となくフォロワーの多い人にあこがれ
  • 目的もなくフォロワーを増やすためにTwitterをし
  • 増やそうとしても増えないことにモヤモヤ

していたからです。

 

今では状況は大きく変わり、毎日Twitterを楽しくやっていますし、使う頻度はブログよりもよっぽど多くなりました。

もちろんブログは、こうしてまとまった考えを書き留めるのには最適なので続けていますが、Twitterの楽しさを感じたのは発信のコツがわかったからです。

 

それは、Twitterマイクロブログにしてしまうということです。

 

1年前と今とで大きく違うのは、Twitterでの発信内容を生活で感じたこととしている」ことです。

まさにこのブログを始めたころに毎日記事に書いていたような日記と同じ内容です。

日々の出来事や生活の中で、気づいたことをしたためていくツイート。まさにマイクロブログですよね。

 

 

こういう日記のようなツイートは、ブログで記事を書くのと同じように楽しいですし、読む側もおもしろいと思っていただけているようです。

 

一方で「ツイートは残らない」という声も、確かにあります。

ツイートは発信が手軽で、タイムライン上ではすごい速度で流れていってしまうのでブログの記事ほど跡を残しにくいのです。

しかし、ブログのようにツイートをまとめて残しておける「モーメント」という機能があるのを知っていますか?

 

twitter.com

 

上のモーメントは、わたしのTwitterアカウントの固定ツイートにあるのですが、この中には、わたしの日記ツイートがたくさん詰まっています。

 

 

ホントにこういうツイートは、書いていて楽しいんです。

 

Twitterマイクロブログにすればいい。

 

Twitterで消耗している方がいたら、ぜひお試しあれ!

 

ではまた!

 

※寄稿しました!

わたしは1年前に自動車を売却して原付生活を始めたんですが、その生活の実情をまとめました。特にどのように節約できているかについて詳しく書いているので、ぜひ読んでみてくださいね!

blog.ava-torisetsu.jp

トム×めんおう対談~ブロガーの時代とは~

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コンテンツマーケティングの天才と自称するトムさんと対談させていただきました。

怪しげなアイコン(わたしはそう思ってますw)、やけに情報商材や出版業界に詳しい発信内容を見ていたので「どんな人なんだろ」と思っていましたが、とても親しみやすい方で安心しました。

お話しいただいた内容は、これまでの発信内容通りで業界にはかなり詳しく、対談はとてもおもしろく、参考になることばかりでした。

出版業界の現在と将来に始まり、ネットや人々の価値観の将来まで広く、深く伺ったお話をまとめます。

出版業界で生き抜くには、体験型バックエンドビジネスと連携しないと厳しい

ー出版業界が厳しいという話をよく聞きますが、今どんな感じなんですか?-

確かに「厳しい」ということはよく言われますが、そこまで悲観する必要はないと思っています。

実際、ネットの情報が溢れたことや電子書籍の普及で出版業界は多少のダメージを受けたのは事実ですが、少し前までは2035年までに市場が消失する勢いだって言われたんですが、下降も止まりました

やはり紙媒体の利用者は一定数以上いますし、電子書籍が当初予想されていたよりも流行っていない現状があるんでしょう。

ーなるほど、今後「これは出版業界で伸びそうだな」というものはありますか?-

そうですね、やはり「体験と一緒になったもの」が伸びていきそうだと思いますし、実際伸びています

「アウトプット大全」という書籍があって30万部くらい売れてるんですけど、情報がまとまってるんですよ。こういう「大全もの」が流行ってる。

エンタメが溢れてて可処分時間を沢山の面白いことが競い合ってるので、情報がまとまっている本があれば時間を節約しつつ、必要な情報を手に入れられる。

なので、ネットに落ちてる断片的な情報を集める時間をショートカットしてあげられるようなものが売れてますね。

ーこの書籍の爆発的な売り上げはこんな分析ができるんですね。今後業界は大きくどうなっていくんでしょうか?-

今は情報爆発時代と言ってもいいほど、情報が溢れています。大企業だけでなく個人が情報発信する時代ですからね。

最近面白いなと思ったのが、「体験型バックエンドビジネス」と連携してビジネスモデルのアップデートを行おうとしてる版元が出てきたことです。

例えば、書店でお客さんに売る書籍は、いわゆる「フロントエンド」と言って、興味がある人を最初に絞り込みます。

一方で、コンテンツ単体は無料で済まされる、あるいはどんどん値段がつかなくなってるので、お客さんを引き込んで、セミナーやコンサルのようなサービスを提供する、こういう(体験型)バックエンドビジネスを始めているところが出てきました。

実際にこの動きはすでに出始めていて、あるダイエット会社が自分たちのサービスを売るために出版社を買収していますし、小さな規模ですが某出版社がトークイベントを主催したりしているわけです。

業界でも生き残りをかけてビジネスモデルを、「ユーザー体験を売る」ような方向に拡張してくるところは、今後もあると思います。

動画は間違いなくキテます。でも、テキストはオワコンではありませんよ

ー「ブログはオワコン」とも言われますが、動画ってそんなにキテるんでしょうか?-

そうですね、やはり動画の波は来ています

デジタル情報通信白書見れば、通信インフラ改良とスマホの普及によって動画の視聴時間は増加していて、企業の動画広告費規模は上がっています。この市場は結構盛り上がると思います。

まず「YouTuber」というビジネスをやるにも工数が膨大なんですよ。

インフルエンサー界隈は、

「ゴールドラッシュではツルハシを売ってる人が一番儲かった!!!動画編集が儲かるぞ!!!」

と言ってましたけど、ここ市場デカイんでチマチマした話だけじゃないと思ってます。

いわゆるモデルエージェンシーというビジネスモデル。

具体的には、Backspace.com

シナリオライティングやキャスティングの代行業者、ソフトウェアもあります。

あとは、アメリカだと動画周りのコミュニティも盛り上がってますね。Vidcomとか。日本だとUuumが早くも目を付けましたね。

ーじゃあやっぱり「ブログはオワコン」なんでしょうか?ー

いえ、そんなことはないと思います。

テキストの消費者は間違いなく一定数はいますし、実は動画配信サービスの代表格、YouTubeの造りは検索エンジンがまだ発展途上なんですよね。

要は、YouTubeって検索者がほしいと思ったものにぴったりな情報を提供できないんです。

AIは動画全体としてどんな内容かまではわからないので。

そのうち自然言語処理技術(STT)がテキストデータ変換して検索者の意図をフェッチできる日が来るかもしれませんが。

ランキングとか急上昇にヒットしないと見られない

  • 教育系ビジネス系は母数の多いエンタメと競合する
  • だからと言って変顔サムネイルでクリックさせた客がマーケティングでターゲットにしている層とズレる

こういう辛さがある。

だから、テキストみたいにインデックスされにくい動画はそういう意味ではテキストより発見されにくいわけです。

今後は「ブロガーの時代」が来ると思っています

ートムさんは「テキストはオワコンではない」と言われました。でも、SEOは難しくなってきています。これは矛盾ではないんですか?-

そうですね、まず、2000年代の早い時期であれば個人のアフィリエイターがガッツリ儲けられた時代だったんですが、今では企業が資金力を背景にガンガン外注してやってますから、個人がSEOアフィで生きていくのはなかなか厳しいんですよ。

でも今後は「アフィリエイターではなくブロガーの時代」が来ると思ってます。

ー「ブロガーの時代」とはどういうことでしょうか?-

「経験経済(けいけんけいざい)」という色々な場所で引用される本があります。

例えばコーヒー。

コーヒー豆は25セント、コーヒー一杯は1ドル、喫茶店でコーヒーを飲むという体験は5ドルで売れるんです。

 つまり体験はそれ自体高い値段が付けられる。代用が効かない。我々の業界も、ここに目をつけてます。

 

例えば我々の業界なら、S社さんとかオフラインイベントやってますね。箱を埋めてもらってそこでセミナーやって、収益を得ている。コ

ンテンツが売れないから、業界もモノ消費よりコト消費に近づいてる。

その点で「人」に対してファンがついてる事業って強いですね。

ユーザー体験を売るということは、動員力が必要になります。

 

「集客力」となると従来のWEBマーケでいうPVアフィリエイト成約率みたいなのと

は、また別軸の「動員力」が必要になりますね。

で、これはNewsPicksの佐々木編集長が言ってたんですけど、やっぱり人は情報に対し

て課金しないで人に対して有料課金する

 

同じように、昔は運営者のわからない巨大まとめサイトってありましたけど、ああいう

風なメディアは人呼べないんですよ、セミナー自体がすっごい良い情報だとしても。

でも逆に「ブロガー」なら来ますよね。

 

要は知識や情報なんてネットで拾える。

でも、そこで著者に会ったり、セミナーで実践して、知識を経験に昇華させたり。

そういうのって、ネットじゃ絶対手に入らないんですよ。

対談後記

はっきり言って、しびれました。今までモヤッと霧がかかっていたのが、はっきりと晴れました。

トムさんは出版業界で活躍しているだけあって、すべてに説得力がありました。

今後フリーライター、ブロガーとしてやっていくわたしにとって一番印象的だったのは、「今後はブロガーの時代が来る」というお話でした。

わたしはブロガーとして、ブログ、noteTwitterをしていますが、今後ブログを軸にどう生き抜いていけるのかを考えていくヒントにもなりました。

モノよりコト、情報より体験。

本当におもしろいお話と楽しい時間を過ごさせていただきました。

ぜひ第二弾をさせていただければなと思っています。

33歳のわたしが会社での時短勤務ではなく、独立を選んだ3つの理由

何度か記事にしていますが、わたしは9月から会社を辞めてフリーランスのライターになります。

でも実は、会社という安定した収入の支えがなくなるのが不安ですし、会社員を続けながら副業としてライティングを続けることや、時短勤務にしてライティングに割ける時間を増やすことも検討はしていました。

 

それでも「独立」を選んだのです。

 

この記事では、33歳という仕事を変えるのが難しい年齢であるわたしが、会社での時短勤務ではなく独立を選んだ3つの理由について紹介します。

一番優先したいのは自由に休みを取れること

これが、3つの理由の中でも決断のベースとなる一番大きなものです。

これまで防衛省、民間企業で働いてきましたが、休みたいときに休めない、休んでいるときに仕事に出ざるを得なくなるということがたくさんありました

何も、仕事をしたくないというのではありません。

自分のペースで仕事をし、休むときは全力で休みたいということなのです。

 

休んでいるときに仕事の連絡が来たり、急に職場にでなければならなくなるときの残念な感じと言ったらありません。

どうして振り回されなきゃならないの?と。

 

仕事もプライベートも、全部で生き方です。

 「休み」と言いましたが、休みと言うよりは自分のペースで生きていきたいということなのです。

「書くこと」が好きなのはもちろんありますが、それよりも自由なライフスタイルの方が大きな問題で、状況によれば「会社員じゃなくて自由に働く日や時間を決められるバイトでもいい」と思ったこともあるくらいです。

 

わたしは家族持ちですし、生きていくためにはお金が必要です。

これさえクリアできれば「自由に休みを取れること」を優先したいと考えたのです。

時短勤務が、実質そこまで時短ではなかった

「自由に休みを取れる」という理想の状況に近づくには、正社員から時短社員になることが考えられます。

こうすれば、最低限の収入や会社員という鉄壁の防御態勢を維持したまま、好きな事に挑戦できるので。

 

しかしわたしのいる会社の時短社員は、実質そこまで時短になるわけではなかったのです。

 

  • 残業をお願いされることが多々ある
  • 確実に決まった数休めるわけではない
  • 結局シフト制
  • それでいてもちろん給与は下がる

 

一番の優先事項を「休み、ライフスタイルの自由度」にしているわたしにとって、時短勤務のメリットがそこまでなかったのです。

ではバイトになるかという選択肢もありますが、バイトならいつでも転向できること、失業保険を受けたいという理由からバイトへの転向は当面保留になりました。

どうせ長く続かない働き方なら、辞めて突き抜けるのもあり

極め付きは「今の働き方は長くは続けられない」というものでした。

深夜勤務、家族と休みが合わない、不規則な生活リズム、全国転勤の可能性など、33歳の今はよくても40、50になったときに今の働き方は続けられないだろうなと思うことはたくさんありました。

だからこそ、「どうせ近く辞めるなら早いうちにやめてライターとして実績を積んでおく方がいい」という結論に至ったのです。

 

これには妻も大賛成で、「あなたこんなに働いたら死んじゃうよ」と言ってくれていました。

 

ライターとしてやることはたくさんあります。

納めた仕事の数として実績を積むこと、名を売ること、資格をとるなど専門領域を増やしておくことなど。

これだけのことを上のような時短勤務をしながらの副業ライティングでやっていくのは厳しく、40代以降続かない働き方であれば、ライティングの世界で一気に突き抜けたいと思ったのです。

ライターがうまくいかなければ、最悪40代以降で飲食に戻ることはできますし、ライターの間に手に入れた資格を元手に新しい職に就くこともできますしね。

最後に

3つの理由、ということで書いた記事ですが、やっぱり最後には「妻の賛同、協力」がありました

わたしの人生はわたしだけのものではなく、妻や子どものものでもあり、わたしの働き方だって家族の問題なのです。

 

最後に決断できたのは、

 

「どうせ今の働き方は長くは続かないでしょ、私が保育園で正社員の保育士で働けば生活基盤は確保できるし、あなたはやりたいことに挑戦できるし、休みの都合はつきやすくなるし、いいことばかりじゃない」 

 

と妻が言ってくれたからでした。

 

これからは、頑張っても、そこそこでも同じだけの給料がもらえるという立場ではなくなります。

頑張らなければ潰れていく立場になるのです。

 

生き抜いていくための作戦も頭の中にはありますが、それがうまくいくかどうかは正直、わかりません。

ただ、やってみてうまくいけば伸ばし、うまくいかなければ修正していく、これだけです。

 

 

まだまだ冒険は始まったばかり。

全力で楽しみ、前へ進んでいきますね!

 

ではまた!

 

※ライター以外にもフリーランスになる方法はあります。気になる方は、フリーランスエンジニアへのなり方に詳しい記事をご覧ください。

飲食店の地獄絵図感について外部メディアに寄稿しました

先日、とても衝撃的なツイートが流れてきました。

それがこちらです。

 

 

「うわぁ~大変そうだなぁ」とか「何だよぉ、イケてねぇなぁ」というのが多くの方の感想ではないでしょうか。

 

でも飲食経験者の感想はこうです。

 

こうなるよな、今の飲食の働き方じゃ・・・

 

少なくともわたしはそうでした。

 

これは飲食店の舞台裏には地獄絵図が広がっているからで、飲食業界はどこも似たような状況なのです。この地獄絵図がどのようなものなのかについて、記事「どうにも回らない飲食店の現場の地獄絵図感」(外部メディア「コツコツ日記」さん)を寄稿しました。

 

飲食にはどんな印象がありますか?

大変そう、疲れそう、給料安そう。こんなイメージがあると思いますが・・・

 

短くさらっと読めるのに、新しい発見あること間違いなしなので、ちょっとしたスキマ時間にでもぜひ読んでいただきたいです。

 

※別件ですが、ブログの毎日更新始めました!

 

ではまた!(やっぱりブログは最高に楽しい!)

ライターとしてスキルに自覚的になるということ

先日、名もなきライターさん(名もさん)から手紙をいただきました。

手紙と言っても、noteの有料マガジン(月額350円課金者か記事単体を300円で購入した人のみが読める物)記事でわたしに充てたメッセージをいただいたというもの。

わたしは先日記事にした通り、8月いっぱいで会社を辞め、9月からフリーライターになります。(記事内7月いっぱいで辞めるとありますが、調整の結果8月になりました)

 

www.zinseitanosiku.com

 

この記事では、いただいた手紙にお返事をさせてください。

手紙の内容など

ご存知ない方もいるかもしれないので、名もさんを簡単に紹介します。

彼女は、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」のトップライター。

 

彼女からいただいた手紙の内容を簡単にまとめると、以下の通り。

  • めんおうさんはライターよりも作家になるべき
  • この際、もちぎさん(作家の方)をお手本に
  • ラーメン企業での経験から学んだことを基盤に発信すべき
  • もっと自分に何ができるかというスキルに自覚的になるべき
  • スキルを足してキャリアを育てていくべき

 

※わたしは手紙の内容をこのように読み取りましたが、意図に反していたらすみません

 

作家的要素は大事だけど、作家一本を目指そうとは思いません

「ラーメンの経験を活かして作家になるべき」ということですが、正直どうかなと思います。作家業で食っていけるのは日本で100人とも言われている中、さすがにムリだろうと。

わたしは、作家的要素は大事だけど、作家一本を目指そうとは思わないのです。

 

今ライターとしていただいている報酬の内訳は、

  • クラウドソーシング:5~10万
  • ブログやTwitterからの直接依頼10~15万(←作家的要素)

といったイメージです。

 

クラウドソーシングではある意味「作業的」なお仕事が多いです(もちろん名前入りの記事を書かせていただける仕事もあります)。

名もさんは、これをライターと呼び、直接依頼や自分から書籍を出していくのを作家と呼んでいるのだろうと思います。

 

確かに直接依頼の方が記事の自由度が高く、報酬もクラウドソーシングの5倍以上いただけるものも多く雑記ブログ出身で、まだまだ知識も経験も浅いわたしにとっては(ライターが望み薄なので、可能性としてはまだ)作家を志望した方がいいというのもわかります。

 

名もさんは、わたしの現状を見て「ライターとして食っていくのは望み薄、作家になれば」と言ってくれているのかもしれないけど、会社を辞め、収入が不安定になる現状、一握りのプロ作家を目指すのはどうなのでしょうか。

もう少し手堅くいきたいところ、というのが正直な気持ちです。

スキルに自覚的になるということ

手紙の最後は、

キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。

と結ばれています。

 

「もっと自分が何ができて、何ができないのかを考えよ」ということですね。

 

これは、新しいところで仕事をしようという人には間違いなく全員に当てはまる話でしょう。

ただし、もし名もさんの意図が「今のあなたにはムリだから、できることを活かして作家になれば」というものだとしたら、もう少しやりようがあると思うのです。

 

  • 直接依頼をいただける努力(作家的要素)
  • 「経験はあるけど専門知識がない分野」を強みにする努力

 

これを両立するということです。

メリットだけでなくデメリットが大きいのはもちろん承知しています。

 

特に「経験はあるけど専門知識がない分野」を強みにするのは難しいだろうし、その分野でだって激しい競争があるのだから飛び抜けるのは難しいのですから。

 

名もさんはライターとしての経験も知識も豊富です。

かなり先のことやそれそぞれの専門分野のこともご存知の上でアドバイスいただいているのかもしれません。

 

キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。

 

今のわたしに足りないのは、これがすべてだと思います。

 

自分はこれまでの経験で何を学び、今何ができるのか。

そして、それを元手にどんなキャリアを育てたいのか。それは作家なのか、どんなジャンルを専門にしたライターなのか。

 

まだわたしはスタート地点に立ったばかり。

名もさんからいただいたアドバイスは大事にし、しっかり自分の頭で考え、情報を分析して答えを出したいと思います。

 

まずはスキルに自覚的になること。

そして、どんなキャリアを育てていきたいのかを考え、行動すること。

ここから始めます。

最後に

「キャリアを育てるには、スキルに自覚的になるということでもあるのです。」には、しびれました。

なぜかって「書くことが好き」ということだけで突っ走ろうとしていたのですから。

 

勢いは大切ですが、蛮勇だけでは生き抜くことはできません。

 

まずは地に足をつけ、スキルをきちんと見直すこと。

これまでの経歴、経験、経験から得た得意なこと、性格。

そしてこれらの経験と概念を結び付けること。

 

わたしはこれこそ、「自分の頭で考えること」だと思います。

 

会社を辞めてフリーライターになるというと焦るものですが、地に足をつけて戦略を立て、一歩一歩進めていきます。

手紙をいただき、本当にありがとうございました。

Shinya×めんおう対談~アメリカ生活は楽じゃないっす~

1か月ほど前、Twitter経由で知り合ったShinya(シンヤ)さんと対談させていただいた。

きっかけはお互いのブログを読んだこと。

シンヤさんは、現在アメリカのカリフォルニア州に在住されており最近結婚されたばかり。アメリカ人の女性の方との結婚で、国際結婚だけれど、これわたしたちが日本で感じる国際結婚をアメリカでしてるわけだからなんか不思議な感じだよなと。

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シンヤさんはこんな人。

日本の大企業を新卒で退職し、渡米しビジネスを学ぶ。SEOコンサルタントマーケティングマネージャーを経て、現在はロサンゼルスの企業でプロジェクトマネージャーとして働く。 

引用元:https://searchenginetheory.com/about-me/

これはシンヤさんのサイトからの引用だが、プロフィール見ただけですごそうな人感が伝わってくる。

 

シンヤさんはカリフォルニア在住とのことで、対談はLINE電話での電話対談となった。

対談はシンヤさんが仕事から帰り、日本時間10時、アメリカ時間18時から1時間以上のものになった。

 

日本で有名大学を卒業し、大企業を新卒で退職してアメリカで働く。

シンヤさんの働き方、人生観に迫った。

まずは、ご結婚おめでとうございます!どうですか?結婚生活は。

あ、ありがとうございます。国際結婚というやつですね。

なかなかうまくいかないですよ、結婚も。

というのは、言い方が悪いかもしれませんが「仕方なくというか、強引な国際結婚」なんですよね。

彼女とは交際していたんですが、僕のビザの関係で帰国せざるを得ない状況になりまして、それで滞在期間を延ばすために結婚することにしたというのがあるんです。日本に帰ったらしばらくアメリカに来れないルールがあり、勢いで結婚してしまおうと。

出入国の管理って意外かもしれませんが、かなり厳しいんですよ、アメリカって。

あとは国民性と言うか、結構けんかもしますからね、彼女とは。

言い合いのときとか、まず謝らないですからね。

だから、僕が自分から謝るか、時間が解決するのを待つか。時間が解決って言っても僕が我慢するしかないんですけどね。これがきついっす。まぁもちろん、好きなんですが。。。

新婚なのにこんな感じでございます。

話は変わりますが、シンヤさんのプロフ見ました。なぜ新卒で速攻退職されたんですか?なぜそこからアメリカへ?

そうですね。

アメリカで学びたいっていうのが大きかったんですよね。

そこそこいい大学を出てたんで、妙な自信もあったんですよ。僕だったらアメリカでもいけるって。それでアメリカに行ってみたらとんでもなかったんです。

まず、簡単には就職できない。

アメリカの企業って日本と違って、

  • 学歴よりも何を学んだか
  • 職業経験

を大事にするんです。

これが企業の要望と合致していないと、就職できません。専門性が求められているわけです。

日本みたいに企業が人を一から育てるというよりは、「お前は大学でこれ学んできてるんだから、このくらいできてもらわないと困るよ」というスタンスなんです。

だからこそ大学は卒業が難しいし、学生も必死に勉強するのかなって。

あとは職業経験。

就職希望先の業種でのインターンは必須ですね。経験のない人は企業は求めませんし、就活する人はみんな経験積んでから来るので。

だから僕は渡米後は、日本での学歴も社会人経験も捨ててアメリカでのインターンから始めました。

勉強に仕事にかなり本気で取り組みましたし、言葉も文化もわけのわからない生活だったのでかなり大変でしたよ。

正直、ほとんど無知な状態での渡米だったんだと思います。まぁ、調べてから行ったところで大変なのは同じでしょうから、何とかなるんですけどね。

今ではプロジェクトマネージャーをされていると。どういう仕事なんですか?

アメリカの会社では日本とは違って、プロジェクト(企画)ごとに人を雇う雇用方法が一般的なんです。

プロジェクトマネージャーというのは、そのプロジェクトの管理者というポジションです。

日本ではそれぞれの会社が、その中で一から人を育て上げていくスタイルが一般的で、異動や転職を除くと人の入れ替わりはほとんどないと思います。

しかし、アメリカではマネージャーなどのコアな人材だけ継続的に雇っておき、プロジェクトに必要な人材をその都度雇うんですよね。だから、フリーランスという働き方をしている人が多いんです。

これだと企業の負担は大きく減りますから、企業体力が弱まって来た日本でもこういう働き方、雇用の仕方が一般的になるんじゃないでしょうか。

働き方が大きく違いますね、日本とアメリカのスタッフでは大きく違うところは?

そりゃもう、全然違いますね。

挙げたらきりがないので、ここが一番違う点だというのを挙げますね。それは、

 

雇われた時点で「このくらいの仕事はできて当然」と評価される

 

ということです。

すでにお話ししましたが、採用時は大学で何を専攻していたのか、どのような仕事の経験を積んできたのかという「専門性」や「即戦力」といった部分を見られます。

だから、この採用を通っていることもあって「このくらいの仕事はできて当然」という話になるんですよね。

だから結構きつかったですよ、雇われてすぐのころは。と言うかそもそも、就職に相当苦労したんですけどね。

日本ではある程度名の通った大学を出ていたので、「〇〇出てます」って言えばうまくいくかと思っていたら、「どこそれ?」みたいに返されましたしね。

世界は広く、社会は厳しかった。。。

アメリカでは副業は当たり前と聞きましたが。

日本の会社でよくある「副業禁止」というのは、アメリカでは考えられません。

ただし、これは多くの日本人が思っているように「アメリカは自由だから」というのとは違います。

僕の感覚だと「副業を認めないと生活が成り立たない」という感じなんですよね。

というのは、アメリカは物価がとにかく高いんです。会社の給料だけで生活に余裕を持って暮らせるのはほんの一部という状況なんですよね。

特に気になるのは家賃と医療費です。

家賃は月数十万というのはざらだし、医療費はちょっと目と耳を疑うレベルです。

僕の知り合いに、虫歯を治療するのに日本に帰った人いますからね。日本に帰国して治した方が安いってほどなんですよね。

虫歯ですらそれほどですから、大きな病気なんてした日には・・・という感じです。

このように、生活にかかるお金が高額すぎて、副業して稼がざるを得ないわけなんです。

「副業許可下りない日本企業死ね!」みたいな話も聞きますが、じゃあアメリカでの生活が最高かと言えばそんなことはないと思ってます。

わたしはアメリカで生活していますが、日本はホントにいい国だと思っています。

今後の展望などはありますか?

いろいろ考えますけど、やっぱりアメリカで起業したいなって思いますよね。

日本での起業も考えはしましたけど、「アメリカで」というのに行きついたのは自己実現したいからかなと。あこがれというか。

自分の得意なこと、好きなことを武器にして最高の舞台で一花咲かせると言うか、残したいんですよね。人に対する影響と言うか、そういうものを。

あとがき

シンヤさんとはTwitter上での知り合いでしかないが、とても貴重なお話を伺うことができた。

一通りお話を伺って思ったのは、「やりたいことがあって、日々そのために努力されている方は自己実現したいという気持ちが強い」ということだった。

 

有名大学卒業後、新卒で大手企業を退職しそのまま渡米。

アメリカでインターンしたのち、何とか就職した後はひたすらがんばってプロジェクトマネージャーとしてアメリカ人フリーランスをまとめて仕事。

国際結婚をし、後々はアメリカで起業。

 

並大抵のエネルギーでは成しえないだろう。

 

シンヤさんは、とても人当たりがよく、話させていただいた感じだととても謙虚な方だった。

努力しているからその価値がわかり、苦労しているから人の気持ちがわかる。

だからこそ、謙虚な姿勢でいられるのかなと感じた。

 

また日本に来られる時には対面でお話を伺えればと思う。

この度は、本当にありがとうございました!

 

▼シンヤさんが運営しているサイト(覗いてみてね!)

searchenginetheory.com

雑記ブロガー出身のライターが半年でしてきた仕事

わたしは、2019年1月からこれまで副業ライターとして活動してきた。

去年までは、毎日とまではいかないまでも結構な頻度でしてきた記事の更新も、ライティングを始めてからは月数本になった。

ライターとしての実績を積んでいきたいという気持ちが強く、本業での時間拘束が長いこともあってどうしてもブログの更新が進まずにいたのである。

 

わたしは7月いっぱいで会社を辞め、8月からフリーランスのライターとして独立することにしたのだが、それは1月から始めた副業ライティングでの収入が本業の給与収入に迫ってきたことが理由だ。

専業ライターは、大好きな「書くこと」で収入を得られ、時間も場所も選ばずに完全にマイペースに仕事ができる最高の仕事だと思っている。

 

わたしが「書くこと」を趣味で始めたのは、まさにこのめんおうブログが初めてなので、わたしは「雑記ブロガー出身のライター」ということになる。

 

この記事では、そんなわたしが「毎日に近い頻度で更新してきたブログを月数本にして、この半年間何を書いてきたのか」についてまとめて紹介したい。 

もしみなさんの興味にひっかかるものがあればさっと読んでいただき、ご意見などいただけるとうれしいです。

わたしの節約さん

ブログ経由でいただいた、初めての記事執筆の仕事。

節約関連について毎月1本で執筆させていただいている。

setsuyaku.hikakunet.jp

コツコツ日記さん

Twitter経由で最近いただいた仕事。

お金、働き方について月数本で執筆させていただいている。

この記事は、日本人よりも年間350時間も短く働くドイツ人に見習うべき点について2,000字でまとめてあり、簡単に読めるのでぜひ!(「コツコツ日記」

news.hihin.net

 

ジョブシフトさん

Twitter経由でたまたまいただいた仕事。

わたしの防衛省での経験を基に、記事中のQ&Aのコーナーを担当させていただいた。

success-job.jp

 

クールワーカーズさん

副業ライティングを始めて間もないころから、執筆案件をいただいている。

月1~3本で、主に働き方について執筆させていただいている。

cool-worker.com

最後に

わたしが半年間でさせていただいた仕事には、クラウドソーシング経由のものもあれば、直接依頼をいただいたものもあるが、ここでは、わたしのクレジットを入れさせていただいているもののみを紹介した。

収めた本数ではこの倍以上の記事を執筆しているが、あくまで「無名の書き手」として記事を収めることが多いので、紹介できない。

 

「めんおうはあれだけブログ最高!とか言ってたのに、もうやめたのか」と思われている方もいるかと心配になったので、しっかりと「書くこと」を続けていることを伝えたかったし、こうしてブログのようなものを書いて仕事をしていることを知っていただきたかった。

 

わたしは、8月からフリーライターとして本気で「書くこと」を仕事にしていくことに挑戦する。

これからもブログは続けるし、どこかで書き続けているので応援していただけたらうれしいです!

 

ではまた!

フリーライターになるということ

わたしは先日フリーライターになることに決め、上司にも退職の意思を伝えた。

7月いっぱいで、今の会社を辞めて8月1日からフリーライターになるのだ。

 

今の会社に転職したのが2018年1月なので、これは転職1年半後のことである。

ライターで食っていくなんて難しいよw、行動早すぎwと笑われることもあるが、百も承知だ。

きっと想像以上に難しいのだろうとも思う。

 

しかし、フリーライターになるのに迷ったかと言えば迷わなかったし、大きな決断があったかと言うと、そういった感覚もない。

 

あったのは、「心の向くままにスッと動いてみる」という感覚だけだったのである。

家族からの応援

ブログを始めたのは今の会社に転職したのと同時期なので、ブログ歴は1年半。ライティング歴は、つい最近始めたばかりで半年だ。

 

わたしは妻子持ちで誕生日を迎えたばかりの33歳。

そう簡単にホイホイ転職したり、フリーランスになったりはできない年齢だろう。

「家族がいるから思い切れない」という話も聞く。

 

しかしわたしの場合は逆で、「家族のおかげで心の向くままにスッと動く」ことができたのである。

 

わたしが夢中でブログやライティング をしているのを見てくれていたのかもしれない。家族は、わたしがライターとして独立するのを強く応援してくれている。

 

 

誕生日には、家族からこんな応援メッセージをもらった。

これ以上ないというほど感動したし、勇気が湧いた。

保育士のバイトをしている妻からは、「私が正社員になるから、パパは好きなことに挑戦すればいいよ!」と言ってもらった。

 

これまでは「おれが家族を引っ張っていくんだ」と思っていたが、実はそうではなく家族は頼り合っていいものだったのだ。

 

無責任に好きなことだけをするのではない。

家族で頼り合って、それぞれが好きなことを大切にして高め合っていけばいいのである。

「書くこと」で食べていきたい理由

わたしがライターとして独立するのは、「書くこと」が好きだというのはもちろんだが、それ以上にフリーランスのライフスタイルを手に入れたいのが大きな理由だ。

 

いつでもどこでも好きなことで仕事ができ、家族との時間も取れれば、仮に収入が少なくなっても最高に幸せなのではないだろうか。

 

ライターになれば、休みや生活リズムを自分で決められるので、家族との時間も好きなように取れる。

わたしが一番幸せを感じるのは、家族で過ごしているときだ。

一緒に外食に行ったり、旅行をしたり、公園で遊んだり。

今の仕事の延長線上では、どうしてもそのライフスタイルは見えてこない。

 

今の仕事は楽しい。

しかし、「仕事が楽しいのと、自分や家族が幸せなのはまた別の話だ」と思うようになったのである。

 

好きなときに、好きな場所で仕事をするライフスタイルを手に入れるには、退職してライターとして独立するしかなかった。

そこには迷いも決断もなく、「心の向くままにスッと動いてみる」というのがあっただけなのである。

心に従うと「迷いと決断」はなくなる

家族の応援とどうしても譲れないものさえあれば、あとは心の向くままに動けばいい。

 

上司に退職する旨を報告したのは、妻に相談してから3日後のことだった。

上司からはフリーライターとは、クラウドソーシングとは、ライター業は安定しているのか、将来性はどうなのかなど、いろいろと聞かれたがしっかりと思いを伝えられたのだろう、特に引き留めにも合わなかった。

 

物事を成功させるためには「断固たる決意」が必要だということを聞いたこともあるが、わたしはそうは思わない。

「心に素直に従う」のがいいのではないだろうか。

心に従うと、自然と行動は早く力強いものになるからだ。

 

不安はある。

しかし、フリーライターの仕事は最高にワクワクするし、ライフスタイルも自分にとっても家族にとっても理想的。うまくいくかは自分次第だが、何となくうまくいくと思う。

 

それなら挑戦するしかないだろう。

 

これがわたしの素直な気持ちだ。

 

わたしにとってフリーライターになるということは、「心の向くままにスッと動く」ということだった。

 

新しい道を拓いたり、成功したりするのに仰々しい「迷いと決断」はいらない。

「迷いと決断」はわたしやあなたの心の中にある。

心の向きこそ「迷い」であり、その方向に動くかどうかこそ「決断」なのである。

 

水が高いところから低いところに流れるように、「心の向くままにスッと動く」と案外うまくいくものなのではないだろうか。

 

わたしは心の向くままに動き続けたい。

これまでのように、これからも。 

クロネコ屋×めんおう対談~かつ丼屋の横にはそば屋がほしいよね~

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4月某日、東京某所。

Twitterのアフィリエイター、ブロガー界隈で有名な「クロネコ屋」さんと対談させていただきました。

クロネコ屋さんとわたしとは、以前からブログを通してネット上での交流があったこともあり、対談自体、特に緊張することなく楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

この記事では、アフィリエイトで毎月500万円を稼ぐ、専業アフィリエイターのクロネコ屋さんが普段語らないお金や働き方、今後の展望などについて対談した内容をまとめます。

 

それでは早速参りましょう。

対談の申し込みを快諾いただきました。

わたしは、「ブログに対談記事を取り入れよう」と思い立った翌日にはクロネコ屋さんにTwitterでDMを送っていました。

まさに手に汗握り、一言一言を打ち込んでは読み返し、送信したのです。

 

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クロネコ屋さんには、緊張するあまり長文になり過ぎたDMにもしっかり目を通して、対談の申し込みに快諾いただきました。

DMを送ってしばらくは、「面識もないのに対談だなんて、めちゃ怪しい奴・・・」と思われないかという心配もあり、スマホから目が離せませんでした。

 

この後も対談のテーマなどについて打ち合わせ、4月某日、対談していただくことになりました。

 

テーマは、お金、働き方、ブログ、そしてブロガー、アフィリエイター界隈について。

 

対談記事でよくあるのは、結論の方向性が決まった中でそれに沿ったやり取りをする(お願いする)というものですが、対談自体を楽しい時間にしたかったので、「堅苦しくなくざっくばらんに話す」ということになりました。

初対面、クロネコ屋さんは、物腰柔らかな好青年だった。

対談当日は、とある書店で待ち合わせをしました。

クロネコ屋さんは、わたしよりも15分ほど先に到着されており、発案者として申し訳なさを感じまくりながら急いで向かいました。

書店は大きく、入り口も複数あったのでクロネコ屋さんにDMを送り、そのうち一つの入り口で待機しました。

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焦りと緊張で「時計とかがあります」という小学生並みの現在地の連絡をしてから数分後、うしろから声が・・・

 

クロ:あ、めんおうさんですか?(わたしの服装などについてあらかじめDM)

めん:あ、こんにちは!(お、おぉ、く、クロネコ屋さんだぁ)

クロ:どうも、クロネコ屋と言いますぅ。

めん:どうも、めんおうです。対談、ありがとうございます!お時間取っていただいて。

クロ:いえいえ、こちらこそー

 

クロネコ屋さんと言えば、バリバリ稼ぐアフィリエイターで、ツイートの口調からは結構年上で(今わたしは32歳です)、厳しい方だと思っていましたが、物腰柔らかな好青年でとても話しやすい印象でした(30代前半だそうです)。

 

▼ツイートでの口調

 

クロ:じゃ、早速行きましょうか!

めん:よろしくお願いしますー

 

クロネコ屋さんが土地勘のないわたしをリードしてくれ、近くの喫茶店に行くことになりました。

アフィリエイトに疲れました。

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めん:いやぁ、改めて今日はありがとうございます。お時間取っていただいて。

クロ:いえ、こちらこそありがとうございます。私の方こそ、めんおうさんにはお話ししたいことがあったので。

めん:ありがとうございます。あ、クロネコ屋さんと言えばバリバリ稼ぐアフィリエイターですけど、どうですか、最近?(←「どうですか最近」は、我ながら意味がわからない質問だ)

クロ:いやぁ、正直もうお腹いっぱいです。

めん:えぇ?飽きたとかってことですか?アフィリエイトは数字ばっかり追ってるのっでおもしろくないって話を別のアフィリエイターさんから聞いたことはありましたが、クロネコ屋さんはそんなこと・・・

クロ:おもしろくないですよ、アフィリエイターは。これはマジです。毎日数字を追うばかりだし、人とのコミュニケーションもないから、やりがいとかも感じにくい。ちゃんとやれば大きく稼げますけど、もういいかなって。

めん:・・・

クロ:まだ30代ですけど、これからの人生、普通の生活ならしていけるだけの資産ができたんでもういいっすわ。って感じです。

めん:(なんか、すみません)

 

よくある「稼げてる自慢」ではありませんでした。

表情には、「アフィはもういい、ホントに」という疲れというか、飽きた感じがにじみ出ていました。

別の方からも聞きましたが、アフィリエイターはとにかく毎日パソコン上の数字を追う仕事で自分のサイトが成長したときの喜びはあるものの、生きる喜びとか楽しみというのとは違ったもので、「やりがいは全くない」そうです。

クロネコ屋さんは月500万、別の方も月100~200万を稼ぐそうですが、楽しそうではありませんでした。

仕事を通して何を求めるかってことですね。

なんだか難しいですよね、仕事って。

めんおうブログ、ここがもったいないですよ。

クロ:あ、そうだ。めんおうさんに言わないと。

めん:なんでしたっけ?

クロ:めんおうさんのめんおうブログってあるじゃないですか、ホントもったいないと思うんですよね。

めん:と言うと・・・?

クロ:今、めんおうさんのツイートがめちゃくちゃバズってるじゃないですか。あのGWがらみの。

 

▼これです。

 

 

 

めん:そうですね、こんなになるとは思いませんでしたが。いくつかのサイトから掲載させてくださいという連絡もいただいてるんですよね。

クロ:すごいですよね、ホント。いやぁ、これを使わない手はないですよ、ホントは。いやぁ、もったいない!

めん:(なんか、わからないけど、おれやっちゃってた?)

クロ:バズになった時は、バズったツイートの次に自分のブログ記事を載せておくんですよ。例えばこのツイートにくっつけるとしたら、「休日のない仕事に疲れたらこちらの記事をどうぞ」みたいな感じで。

めん:あぁ、そういうのは確かに聞いたことはありました。

クロ:で、それをキャッシュポイントとしておけばグッドですよね。リクナビとかでいいので、転職をすすめる記事を書いて、最後に広告を載せておくみたいな。それをさっきのようなツイートの下に貼っておけば、絶対いけたのに。

めん:確かにもう200万インプレッションはいってますもんね。

クロ:そうですよ、だってめんおうさんのブログ、AdSenseしか貼ってないんですもん。めんおうさんなら、ちょっとうまくやるだけで月5万くらいならすぐいけるのに。

 

あこがれのクロネコ屋さんにこんなにも熱く、ブログのアドバイスをいただきました。

ただ、わたしってダメなんですよね、ガチでブログで稼ぎに行くのが。

モチベが湧かなくて。。。

いつかやるときが来るかもしれませんが、今は自分の好きなことを思った時に書くのが楽しいだけで続けています。

別に「稼ぐとか興味ねぇし」とかっこつけているわけでもありませんし、稼ぐブログはけしからんと言っているわけではありません。

わたし個人が極度のめんどくさがりと言うか、関心があまり向かないことに力が湧かないのです。

クロネコ屋さん、今はまだブログは好き勝手やりますね!

でも、アドバイスはありがたかったですし、とても参考になりました。

これからの展望はゼロベースです。

めん:あ、そう言えばアフィリエイトは疲れたって言ってましたよね。即引退ということはないんでしょうけど、これからのことって何か考えてます?

クロ:もうこれから必要なお金はあるんで、どうしよっかなって感じです。逆にマジで困ってます。これは絶対やりたいっていうのもないし。

めん:なかなか難しいですよね、それは。

クロ:なんか、地域とかのコミュニティと一緒になってる感覚というか、役に立ちたいんですよね。駄菓子屋でもやろうか、なんて思ったりしてます。

めん:駄菓子屋ですかー、でもそれって流行りますかね?

クロ:いいんですよ、駄菓子屋がそこにあるだけでなんかいい感じしません?

めん:ホントにゼロベースなんですね。笑

クロ:そうですよ、私は元々会社員だったんですが、どうしても無理だと思って辞めたんですよ。特にこれと言ってやりたかったことがなかったから、一人で稼げるという話を聞いたアフィリエイトを始めたんです。

特にそれがやりたかったことでもなかったから、「資産1億円作るまでガチでやる」とか決めてやり続けたんですよね、それは本気で。

そうしたら、何とかうまくいって、じゃあ目標達成した今どうしようかってなってるんです。

めん:なるほどぉ・・・

クロ:いやぁ、ホントどうしましょう。夢中になれるものがなくなって、これからお金に困ることもない。じゃあどうしようとなったらやりたいこともない。別に海外に行きたいというのもないから、それはもう・・・困ってますね。。。

 

クロネコ屋さんは、わたしが想像もしたことがない問いを抱えていました。

「お金は十分あるけど、やりたいことが何もない。さぁどうしようか」という問いです。

これは、多くの人が抱える悩みではありません。

ただし、「働く」ということの根本に関する問いであるような気がしてなりません。

  • お金が必要ない状態で働くのか
  • そもそもそれを働くというのか
  • 好きなことならお金がなくてもやるのか

わたしの場合、「一生困らないだけのお金があったら今の仕事を辞めるかどうか」と言えば、

 

しばらくは辞めない

 

というのが答えになります。

 

それは、将来やりたいことがあり、そのためには今の仕事をある程度は続ける必要があるからです。

今を基準に将来を決めるのではなく、将来を基準に今を決めていく感覚。

これがあるかどうかで、働くことの意味が変わってくるでしょう。

 

仕事において、「お金を稼ぐ手段」としての要素が強ければ強いほど、仕事を辞めたいというネガティブなモチベが湧きやすいのではないでしょうか。

だから、仕事に対するモチベが湧かないという方は、将来何をしていたいかを真剣に考えてみるといいのではないでしょうか。

かつ丼屋の横には、そば屋がほしいよね。

クロ:今、めんおうさんのツイートがバズってるんですけど、Twitterもね「はぁ・・・

」って感じですよね。

めん:疲れたってことですか?

クロ:そうですよー、もうなんか同じことの繰り返しって感じで。毎日ツイートしてたらネタもつきますわぁ・・・

めん:(おれは楽しいけどな・・・苦笑)でも確かに、「意識高い系」とか言われるツイートはどっかで見たことあるなってものばっかりですよね。わたしはこれ全部、7っつの習慣って書籍に書いてあることだと思ってますね。ツイートじゃなくて、この本読めよって。

クロ:いやぁ、ホントに。さっきも本屋にいたじゃないですか、新書コーナーでツイートのネタとか探してたんですど、「稼ぐ方法」とか「わたしが成功した〇〇のコツ」とか「今の時代を生き残る方法」とかそんなのばっかりで・・・正直吐き気がしました。。。

めん:(クロさんマジで疲れてるんや・・・)でも今は、みんながこういうのを求めてるってことですよね。

クロ:そう、だから同じようなツイートする人が次から次に出てくるんですよ。さらに、新しく始めた人はそういうツイートする人を同じようにフォローしていく。そうすると、同じような「意識高い系ツイート」を続けていれば、フォロワーさんは自然と増えていく感じなのが、今のこの界隈だと思いますよ。

めん:それはわたしもそう感じてました。みんな同じだなって。

クロ:だから発信してても、読んでても疲れちゃうんですよね。。。例えると・・・かつ丼屋の横にかつ丼屋を建てるな!ってことですかね。

めん:それですね、かつ丼屋の横にかつ丼屋とか、とんかつ屋とか建てても行きたくないですから笑

クロ:やっぱり、かつ丼屋の横にはそば屋がほしいですよね。あ、これいい。この対談は、かつ丼屋の横にはそば屋がほしいよね」。これでいきましょう!

めん:このタイトル、いただきますね!ツイートでも何でも同じことばっかりじゃ、飽きますよね。

 

わたしは、Twitterを本格的に始めてから1年半が経ちますが、1年続けているとなんとなく流れがわかってくるものだということがわかりました。

季節によってTwitterで流行ることが決まってますし、この人フォロワー数伸びそうだなと思った人は大抵伸びます。

これは、同じことの繰り返しだからです。

クロネコ屋さんも言っていましたが、同じようなツイートが多くて目にするのも疲れるときがあります。

人によっていろんな意見がありますが、わたしは「ブログのような体温の感じられるツイート」をしてくれる人が好きです。

こういうツイートなら、その人の生活環境などでツイートの内容は変わりますし、「その人だからこその発信」になるわけで。

かつ丼屋、そば屋、うどん屋、ファミレスがあるからこそ、楽しいんだと思うんですよね、ブログにせよ、Twitterにせよ。

これからはオンラインからオフラインに流れると思います。

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めん:最後に、今後のブロガー界隈ってどんな感じになっていくんでしょうか?

クロ:そうですねー、みんなオンライン疲れしてると思いますよ。正直。

めん:なるほど。わたしは疲れてるって程でもないんですが、最近オフラインへの揺り戻しと言うか、そういう流れってありますよね。

クロ:そうそう。

めん:例えば、えらてんさんのエデンバーなんかは、「しょぼい起業で生きていく」っていう本にもありましたけど、リアルの店舗を設けてSNSで集客していくという感じで、実店舗は持っているんですが、家賃にせよ、食材にせよ、経費にせよ、実生活とマッチさせた「究極の一石二鳥」なんですよね。で、実際にこれで成果出してる。

クロ:実店舗があると強いですよね、維持費が安ければ。

めん:他にも、沖さん、ぶんたさんのブロバーやヒトデさんのABCスペースなど、「オフラインでつながりを持てる場」が一気に出始めましたよね。

クロ:確かに。これからは、オンラインからオフラインの流れが来るかもしれませんね。

めん:実際この対談もそうですよね。オンライン、オンラインで深く潜っていたら、自然とオフラインへの揺り戻しが来て、ちょうどいいところでバランスが取れるというか。

クロ:なるほど。いやぁ今後の展望が何もないからきつい・・・駄菓子屋をやるとしたら、しょぼい起業するのがいいですかねぇ。。。

めん:わたしはしょぼい起業したいなって思ってますよ。今の仕事続けながら、いくつか資格取って、発信も続けて。。。まだふわっとした考えしかありませんが。

クロ:オンラインで存在感とつながりを作りながら、リアルでも実績作っておくと強そうですね。

めん:そうですよねー。5Gとかの通信技術の発展とか、日本の少子高齢化、経済状態の落ち込みとかでどうなるかわからない将来に備えるには、ある程度の幅でリアルで使える知識と経験をためておいて、ネットや発信も武器にしていくという考え方がいいのかなって思います。発信はいつの時代も使えるでしょうし、リアルがどうなるか予想できないなら、幅広く対応できる資格などを取っておくのがいいのかなって。それが自分の興味や得意なことにマッチすればベストなわけで。

クロ:確かに。でも今私にはそれがない・・・w

 めん:それは見つけるしかないですよねぇ・・・

クロ:今後のブロガー界隈の方向性は、「発信力を磨きつつ、リアルでもどんな未来にも対応できるように知識や経験を積んでおく」人が多くなるんじゃないでしょうか。ブログはオワコンってこともないでしょうし。

めん:そうですね。さっきも話に出てきたエデンバーなど、発信がうまくいったからこそ成功したモデルもありますもんね。

だからこそ、発信活動や人とのつながりは大切にしていきたいんですよね。

クロ:そうですね。それにしても、これからどうしようか。。。

最後に

クロネコ屋さんとの対談は、ざっくばらんに話す3時間になりました。

トップクラスのアフィリエイターが、実は物腰柔らか、謙虚で親しみやすいな方で、しかも仕事に飽きているという事実は驚きましたし、キラキラして見えるクロネコ屋さんにも、これからのことがゼロベースという悩みがあるようでした。

本当にいろいろなところに話が飛びましたが、仕事について、そして、オンラインとオフラインのバランスについてはとても考えさせられました。

 

すでに書きましたが、どのように働くか、なんのために働くかというのは、「将来ありたい自分」を基準に決めるのがいいのではないでしょうか。

「それに近づくための今」であれば、正しい働き方でしょうし、ただのその日暮らしでは豊かさは手に入らないかもしれません。

 

また、今後はオンラインとオフラインのちょうどいいバランスのところで活躍できる人が巨星になっていくのではないかと思います。

 

ネットの力、リアルでの実績、知識と経験を蓄えていきたいですね。

 

クロネコ屋さん!対談いただき、本当にありがとうございました。

ここまで読んでいただいた方にも、楽しんでもらえていたら幸いです。

 

ではまた!

 

▼「対談記事、楽しみにしてますね!」とハードルを上げてくるクロネコ屋さん

 

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「GW10連休なのに休めない!こんな日本に誰がした!?」~Twitterで250万インプレッションを経験して~

もうすぐ10連休が始まります。

飲食店をはじめとしたサービス業従事者にとっては、なかなか大変な10日間になるのは間違いありません。

「10連休は10連勤」という方も多いのではないでしょうか。

 

わたしも国家公務員から民間企業に転職し、飲食店に勤めるようになってからはまとまった連休はほとんど取ったことがありません。

 

このような中、間もなくGWを迎えることになります。

しかも今年のGWは、史上最長クラスの10連休です。

サービス業従事者が休めるはずもなく、わたしももれなく10連勤確定組でございます。

 

とは言っても、休める人を呪ったところで何も得するわけではないので、楽しく働きたいなと思っているのです。

 

ただ、休める人に知ってほしいと思ったことがあり、以下のようなツイートをしました。

 

 

 

ものすごくたくさんの方に読まれています。

一つ目は250万人、二つ目も76万人の方の目に触れており、今もまだリツイートやいいねが伸び続けています。

それだけこの10連休に思うところある方が多かったということでしょう。

やはり反響は大きかったようで、スマートニュースにも掲載され(知らせてくれたフォロワーさんがいました)、とあるサイトからは記事に掲載したいとの申し入れもいただきました。

 

ここまでのバズは経験したことがなく、すご・・・というのが最初の印象でした。

 

ただ、いただいたたくさんのリプや引用を見ていくうちに感じるものがありました。

それは、「10連休なのに休めない」という人が圧倒的に多かったことです。

いただいたリプなどには、以下のようなものがありました。

 

 

 

 

 

 

これはほんの一部です。

本当にたくさんのコメントをいただきましたが、その多くは「サービスの仕事があって休めない。それどころか、学生のバイトが旅行などの予定を諦めることすらある」というものでした。

 

これまでのGWの連休の穴を埋めるような形でできた10連休。うれしいはずの連休ですが、誰もが喜べるものではなかったのです。

むしろ、休める人の方が少ないのかもしれません。

 

例えば飲食店の場合、一杯のラーメンを作るのにもいろいろな業者が関わっています。

  • 材料を店舗に収める卸売業者
  • 卸売業者にモノを収めるメーカー
  • モノを運ぶ輸送業者
  • 券売機などの機器の業者

休めるところもあるのでしょうが、人手問題を抱えていて休めないところもあるようです。

これは飲食関連に限った話ではないでしょう。(上のツイートを見ると、郵便局も休めないことがわかります)

 

いただいたコメントの中には「そんなに休みたいなら、休めばいいじゃん」というものもありましたが、他がやっているのにかき入れ時に休めないと考えるのは自然でしょうし、基本は会社の決定に従うのが会社員の務めです。

休みたいけど休めない、仕事は楽しいけど、休みたいときもある、文句言いたいけどそれもちょっと違うという複雑な心境、わかってくれる人がほとんどだと思います。

ただ、どうしたって休めないわけです。

 

しかし一方で、海外を見てみると、最大5週間にもなる連休のある国があります。

フランスのバカンスです。

7月中旬になると市役所などでは、個人ごと休みを取るので歯抜け状態になるそうです。

サービス業においても、飲食店だろうがなんだろうが全力で休みます。

 

国民のスタンスとして、「バカンスのために生きてんだよこっちは。休めないなら辞めますよ」というのがあるのです。

みんなが当然のように休むから、店も開けない。

バカンスなのだから、店が開いてないのが当たり前というわけですね。

 

日本では、もちろんこのような状況にはありません。

優雅に長期休暇を取る国がある一方で、まともに休みも取れない現状を見ると「GW10連休なのに休めない!こんな日本に誰がした!?」と言いたくなります。

また、Twitterでいただいたたくさんのコメントからもそのような心の声が聞こえてきました。

 

過剰な儲け主義、労働力への配慮のなさ、過剰なサービスを求める国民性。

フランスのバカンス、国民性を見るとわたしたちが休めないのには、こういったことに問題の根があるような気がしてなりません。

 

そうです。

10連休なのに休めない日本にしたのは、わたしたち国民自身だったのです。

 

もうわたしたちは、これまであったものを当たり前のものと思ってはいけない時期に来ているのかもしれません。

今後、少子高齢化に伴う社会構造の変化は確実に訪れますし、これにより様々なサービスの形の変化があるでしょう。

 

これまでのような質の高いサービスは間違いなく受けられなくなっていきます。

このような中、サービス提供者には「クソがぁ」ではなく「いつもありがとう」と少しだけでいいので、感謝の気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。

 

もう10連休は目の前です。

休める人は働く人を気にせず全力で休んでください。働く人は頑張りましょう。

 

ただ、ほんの少しだけでもいいので、働く人への感謝の気持ちを思い出していただきたいのです。

「当たり前のこと」は、当たり前ではないのですから。